【訪問日：2019年8月】
観光の時間です．
今日はベルギーの「ヘント（Gent）」でお散歩です．
ブリュッセルの北西55㎞に位置するヘント．ゲントやガンと発音されることもあります．12世紀以降，貿易の拠点として，19世紀頃には織物産業で発展した伝統のある街．街に残る中世の建築物はギルド繁栄の象徴です．
シティーカード ヘント
all-in（全てが含まれる）シティーカード（CityCard Gent：https://visit.gent.be/en/good-know/practical-information/citycard-gent）．このカードを購入すれば主要観光地が無料になり，公共交通機関も乗り放題です．
48時間：30ユーロ
72時間：35ユーロ
ツーリストインフォメーションやホテル，博物館などで購入できます．
ヘントシティーカードを購入すると，ポケットサイズの小さな地図と大きめのシティーマップ・ガイドブックがもらえます．
小さな地図にはmust see/doのイラストがあり，チェックボックスが付いていました． 《わん》「自転車は借りなかったね．」 《ころ》「水上トラム...利用してない．」 観光スポット／モニュメントへの入場無料に加え，水上トラム（Ghent hop-on/hop-off water tram）とBike rentalが期間内の1日だけ無料で利用できます．さらに市運河クルーズに1度だけ参加できます．
ツーリストインフォメーション
住所：Sint-Veerleplein 5
ヘントで一番古いヴェーレ広場（Sint-Veerleplein）にあります．
その広場に面してフランドル伯居城も建っています．ツーリストインフォメーションがあるのは，旧魚市場（Oude Vismarkt）と呼ばれる建物．門の上には海神ネプチューンの彫刻が飾られています．
周りの建物とは，ちょっと雰囲気の異なる建物です．
彫刻の下の入り口をくぐると，近代的な案内所があります．日本語解説の散策マップをもらえます！
市内公共交通機関（De Lijn）
De Lijn（デ レイン）はオランダ語圏で運航されている公共交通サービス．フランス語圏はTECという会社が運行しています（ベルギーの地域参照）．
シティーカード ヘントでトラム・バス乗り放題になります．バスなどの1回券（60分有効）3ユーロ．1日券6ユーロだと思います．
券売機が設置されている停車駅もありました．
シティーカード ヘントの場合は乗り降りの際，機械にスキャンする必要は無く，カードを持っているだけで大丈夫でした．必要な時は係りの人に見せてください．
ヘントのトラムは基本的にキレイで良い車両でしたが，駅名表示やアナウンスがない車両も走っています．新しい車両に乗り，表示があることに安心していると...次に乗ったトラムは不親切で，今どこを走っているの!?と心配になることも...気を付けてください．
トラム・バスの路線図をダウンロードできます！
https://visit.gent.be/en/good-know/practical-information/getting-around/public-transport-ghent
【ヘント中央駅】
ヘントには2つの主要鉄道駅（Gent-Sint-PietersとGent-Dampoort）がありますが，観光客がメインで使うのはGent-Sint-Pieters．
ベルギーの各都市やブリュッセル国際空港（Luchthaven Zaventem）とつながっています．
駅構内の美しい天井画．
お散歩をした日は，コーラス!?イベントがあり，大きな歌声がコンコースに響き渡っていました．
人だかりもできていて，ちょっと混雑気味でした...
《わん》「スターバックスの近くの壁にdigital 3D information pointがあってヘントの観光にかんする情報を入手できるんだって！」
Gent-Sint-Pieters（ヘント＝シント＝ピーテルス駅）からはトラムやバス，タクシーで市内に移動します．トラム1番が市内とGent-Sint-Pieters駅を結んでいます．
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ベルギー
北はオランダ，南はフランスなどと国境を接している．
北部（オランダ語圏）フランデレン地域と南部（フランス語圏）ワロン地域，首都ブリュッセルで構成されている．東部にはドイツ語を話す地域もある．ブリュッセルは北部地域にあるがフランス語を使う人が多く，駅や通りはオランダ語・フランス語が表記されている．ブリュッセルにはEU主要機関やNATO本部が置かれている．
世界的に有名なチョコレートメーカーが多く王室御用達ブランドは日本でも人気．ワッフルやビールなど食文化の豊かさも多くの観光客を惹きつけている．
ベネルクス（ベルギー，オランダ，ルクセンブルクの3ヵ国）は経済的な結びつきが強く1960年にはベネルクス通商協定が結ばれ，欧州共同体の基礎となっている．
| 国名 | Kingdom of Belgium（ベルギー王国） |
|
| 人口 | 1,141万人 | |
| 面積 | 30,528平方キロメートル | |
| 言語 | オランダ語，フランス語，ドイツ語 | |
| 通貨 | ユーロ（EUR） | |
| 時間 | UTC+1（日本時間 -8時間，夏季は -7時間） |
川野祐司（2019）「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂．
Visit Ghent：https://visit.gent.be/en
