オランダ「国鉄とアムステルダムの公共交通機関」の思ひで…

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2019年8月】


観光の時間です.
今日はオランダの「Amsterdam(アムステルダム)」でお散歩です.

f:id:osanpowanko:20190826105157j:plain今日はオランダを電車やトラムでお散歩です.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain オランダ鉄道(Nederlandse Spoorwegen)

青と黄色,矢印みたいなマークのオランダ鉄道(NS:https://www.ns.nl/en).

f:id:osanpowanko:20190826170550j:plain

チーズまつりで有名な町アルクマールから電車でアムステルダムへ行きました.
所要時間は約35分間.1時間に4本ほどありました(NSの公式ホームページで検索できます).片道切符は,購入日のどの列車でも有効です.

片道8ユーロ(1等車は13.2ユーロ).往復チケットを購入しても特に割引はありません.往復切符を購入した場合,復路も同日に利用する必要があります.

f:id:osanpowanko:20191115104246j:plain

なお切符を機械で購入すると,“紙”の代金として1枚につき1ユーロプラスされます.あらかじめオンラインでチケットを購入し,印刷して持っていくことでpaper ticket surchargeの1ユーロが節約できるとのこと.

チケットは駅に設置されている黄色い自動券売機やサービスデスクで.

f:id:osanpowanko:20190826094933j:plain

ほとんどの自動券売機はクレジットカード決済のみに対応しています.英語表示もできるタッチスクリーンがあり,簡単に購入できます.

日本みたいな改札口があり,切符をかざして入場します.

f:id:osanpowanko:20190826094044j:plain

f:id:osanpowanko:20190826094202j:plainホームには電光掲示板もあり,どの電車が来るのかが分かります.Intercityという主要駅だけに停車する列車に乗りました.

f:id:osanpowanko:20190826094404j:plain

f:id:osanpowanko:20190826094538j:plain

《わん》「今日は特別に1等車でお散歩♪」ゆったりとした座席でした.ここは1等車のサイレント席.皆さん静かに過ごしていました.車内に設置されているディスプレイには到着駅・時間が表示されているので,安心して乗っていられます.2等車は2×2の座席でしたが,窮屈な感じはなく清潔感がある車両でした.

f:id:osanpowanko:20190826100845j:plain

《ころ》「あ!ウシ!!」
《わん》「改札あるけど車内での検札も来るよ!」

f:id:osanpowanko:20190826101554j:plain

アムステルダムには中央駅のAmsterdam Central Station以外にも駅があります.降りる駅を間違えないようにしましょう♪

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain アムステルダムの公共交通(Gemeentevervoerbedrijf)

青と白の色をしたアムステルダムの公共交通(GVB:https://en.gvb.nl/).

f:id:osanpowanko:20190826103645j:plain

写真は中央駅前にあるインフォメーションセンターの中のGVBカウンター.
チケットは乗務員やドライバーから購入することができますが,混雑していて係りの人へ近づけないこともあるので,機械(GVB ticket vending machines)や窓口であらかじめ購入した方が良いと思います.
I amsterdam City Cardを購入するとGVBの公共交通機関を無制限に使用できます.カードを持っているだけではダメで,乗り降りの際に出入り口の近くにある機械にタッチする必要があります.

 

【トラム】
中央駅から市内中心部へ行くのに便利なトラム.

f:id:osanpowanko:20190826164049j:plain
街中を走るほとんどのトラムは中央駅へ行きます.

f:id:osanpowanko:20190826165430j:plain

《ころ》「どれに乗っても中央駅に帰れるね!!」

中央駅には西側と東側の2ヵ所にトラムの駅がありそれぞれ目的地が異なります.中央駅から放射状に広がるアムステルダムの街を走ります.中央駅を基点としないトラムもあります.

f:id:osanpowanko:20190826122530j:plain

乗り場A(4,14,24,26)なのか,乗り場B(2,11,12,13,17)なのか...このインフォメーションボードの下には主要観光地へ行くにはどのトラムに乗ればよいのかが書かれていました.乗り場Bの2番のトラムは,ダム広場(Dam)やKoningspleinといった観光スポットへ行くのにとても便利だそうです.でも,今回は乗り場Aから14番のトラムに乗ってレンブラントの家・博物館へ行きました.Waterloopleinで下車しちょっと歩きました.

 

【フェリー】
アムステルダム中央駅の後ろ側とAmsterdam Noordを行き来しているフェリー.中央駅の裏手にある川HET IJを走るフェリーは誰でも無料で利用できます.

f:id:osanpowanko:20190826113146j:plain

自転車も乗せることができるそうです.

 

【地下鉄】
街中にあるMのマークが目印の地下鉄.地下鉄の駅にはインフォメーションデスクがないので,チケットを購入する場合は機械で.
オランダ鉄道が停車する駅と中央駅とを結んでいます.

f:id:osanpowanko:20190826133912j:plain

f:id:osanpowanko:20190826134037j:plain

ホームに設置されていた路線図や案内板など,観光客にも親切な感じでした.

 

【バス】
バスでの現金での支払いはできないそうです.
アムステルダムを走るバスはGVB以外に,Connexxion (R-Net),EBSがあります.GVB以外のバスを利用する場合は料金を支払うか,Amsterdam & Region Travel Ticketといった観光カードが必要です. 

  

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

  


  

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain オランダ

 

f:id:osanpowanko:20191012165813j:plain

 

西ヨーロッパに位置し北海に面する国.ドイツやベルギーと国境を接している.
国土の約26%が海面下の標高で,最高地点は323mという平坦な土地を持つオランダは,ダムや堤防の建設といった水利事業が古くから行われてきた.風車や水車も土地の干拓のために建てられ,国土を水から守ってきた.限られた土地を有効活用するため,また気候変動による海面上昇への対策として,水上での酪農と製品生産が行われている.主要港湾都市ロッテルダムの港には世界初と言われる水上酪農施設(Floating Farm)が開業(2019年6月).このように農業・酪農分野における技術革新が続いている国で,ICTを取り入れた先進的なシステム・搾乳ロボットなどを開発するLELY(レリー)社が有名.農産物の輸出はアメリカに次ぐ世界第2位で,園芸(花)の輸出大国としても知られている.アールスメール花市場は有名.
EC(欧州共同体)原加盟国.1992年,EU(欧州連合)の創設を定めた条約が採択されたのはオランダ南部の都市マーストリヒト.

 

国名 Kingdom of the Netherlands(オランダ王国)

オランダ王国国旗

人口 1,718万人
面積 約41,9万平方キロメートル
言語 オランダ語,フリース語(フリースランド州)
通貨 ユーロ(EUR)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

 

【参考ホームページ・参照文献】

川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂. 

I amsterdam:https://www.iamsterdam.com/en