【訪問日:2019年9月】
観光の時間です.
今日はベルギー南東部,ワロン地域にある村「アン シュール レッセ(Han sur lesse)」でお散歩です.
ナミュール州にあるアルデンヌの森をお散歩.
Han sur lesseの町へ
ユネスコ ジオパークfamenne ardenne内にある鍾乳洞.レッス(Lesse)川が造り上げたアンの鍾乳洞(La Grotte de Han)と野生動物公園(Le Parc Animalier)を見学するツアーが人気です.
E411道路沿いにはちゃんと看板も出ています.出口を出てからもちゃんと看板が出ています!
《わん》「なにこれ!? 初めて見た!」
道路沿いにはごみを捨てるネットが設置されていました!!
《ころ》「上手に投げ入れているね!」
《わん》「うちは自信がないからやめておこうね」
町までは,看板が出ているので迷わずに行けたのですが...
町中は車でいっぱい.
とても人気のようで...教会周辺の駐車場スペースは満員.幸運にも1台分のスペースを見つけて止めることができました.教会の敷地内?に町のインフォメーションがあり,ちょっとしたお土産雑貨も販売していました.
(ジュメル駅からのバス停がある)教会から道路を渡った正面にある建物がチケットオフィスです.
サファリバスツアー
鍾乳洞も野生動物公園も基本的にガイドツアーでの観光.
営業時間は公式ホームページでご確認ください.7月8月は毎日営業しており,9:30-17:30の間,30分おきにツアーが出ています.
2つのツアーはコンビチケット(31ユーロ)もあり,その場合は1日がかりの観光となりそうです.今回は野生動物公園のツアー(大人21ユーロ)のみに参加しました.
《ころ》「散策,洞窟,サファリバスそれぞれの入り口があるんだね.」
バスは満員でした.
《わん》「今回は待たずにツアーに参加できたけれど,混雑していて次のツアーに参加できないこともあるのかな!?」
野生動物公園は250haと広大な敷地です.観光サファリバスでは1時間半くらいかけて森の中を周りますが,歩いて散策することもできます!! 約3時間5.5キロの道のりだそうです.動物だけではなくて植物や木々も見どころのひとつです.
出発したサファリバスからはとても愉快な音楽が大音量で流れます.サファリバスのガイドはフランス語.動物たちを紹介した英語の冊子を貸してくれました.森に入るとサファリバス両サイドに動物たちが出てきます.
「あ.イノシシ.」
鳥,鹿,オオカミ,馬,牛,クマ...あまり珍しくない動物も多いですが...オーロックス(aurochs)という家畜牛の先祖,野生ウシもいます.また,ヨーロッパバイソンやPrzewalskiという馬など絶滅危惧種の生息地にもなっています.
何ヵ所か停車所があり動物や景色を見学できます.
Belvaux sinkhole.レッセ川が石灰石質の岩盤へと入り込んでいくところです.
動物たちは広い囲いの中で放し飼いにされているので,見えません.見つからないことが多いです.
「ツアーをさらに楽しむために、双眼鏡を持参することを忘れないでください。」とのアドバイスがあります.
《わん》「何かいるよ.」
《ころ》「遠いねぇ...」
でも,ちゃんと見えるように工夫されている動物もいます.
《ころ》「あ‼ 人が集まってる.」
バスからズームで写真を撮ると...
ホッキョクギツネがごはんをもらっているところでした.
クマのエリアは普通の動物園のようになっています.
ちょっと遠くにいますが,ちゃんと見ることができました♪
でも,罠もあるので気を付けてください!!!
クマ見学スポットでバスを降りることができますが,バスは5分くらいすると出発してしまいます.のんびり見学していると,(30分後くらいに来る)次のバスに乗ることになります.
クマを見に降りた《ころ》は,バスに残った《わん》とはぐれてしまうところでした.
「あんまり見るところ無いなぁ...」と思ってバスの方へ向かうと,乗ってきたバスは出発直前!! 見たことのない乗客たちを乗せています.走って近づくと《わん》の連れだと気が付いてもらうことができ,なんとか同じバスに戻れました.
《わん》「ガイドはフランス語だから...フランス語では説明してたんだろうね.」
《ころ》「ここから歩いて戻るわけにはいかないし...30分もクマを観察するところだった...」
サファリバスツアーに参加したのは9月初め.
突然,秋になったかのように寒い日でした.曇っていて太陽が見えず,風も冷たい...サファリバスは窓がないので本当に寒かったです.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ベルギー
北はオランダ,南はフランスなどと国境を接している.
北部(オランダ語圏)フランデレン地域と南部(フランス語圏)ワロン地域,首都ブリュッセルで構成されている.東部にはドイツ語を話す地域もある.ブリュッセルは北部地域にあるがフランス語を使う人が多く,駅や通りはオランダ語・フランス語が表記されている.ブリュッセルにはEU主要機関やNATO本部が置かれている.
世界的に有名なチョコレートメーカーが多く王室御用達ブランドは日本でも人気.ワッフルやビールなど食文化の豊かさも多くの観光客を惹きつけている.
ベネルクス(ベルギー,オランダ,ルクセンブルクの3ヵ国)は経済的な結びつきが強く1960年にはベネルクス通商協定が結ばれ,欧州共同体の基礎となっている.
国名 | Kingdom of Belgium(ベルギー王国) | |
人口 | 1,141万人 | |
面積 | 30,528平方キロメートル | |
言語 | オランダ語,フランス語,ドイツ語 | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
Domaine des Grottes de Han:http://www.grotte-de-han.be/en