ラトビア 「リーガでラトビア料理」の思ひで…

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2015年8月】

 
ごはんの時間です.
今日はラトビアの「Rīga(リーガ/リガ)」でお散歩です.

 

f:id:osanpowanko:20160622235105j:plain

 

《ころ》「せっかくだからラトビアっぽいのも食べたいよぉ.」
《わん》は車を走らせリーガ市内からちょっと離れたレストランへ《ころ》を連れて行きました.
ラトビア料理も食べることのできるLIDOです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain LIDO

 

設立は1987年.ラトビア独立後,すぐに設立された民間企業のひとつです.事業の中心は飲食店ですが,肉・魚の製造やレクリエーションビジネスも手掛けています.

 

f:id:osanpowanko:20160622235355j:plain

 

LIDO(リド)はラトビアのリーガを中心にレストラン・ビストロを展開しています.ラトビア国内には9店舗あります.また夏の間(6月から8月)だけJūrmala(ユールマラ)にサマーテラスをオープンしています.

 

f:id:osanpowanko:20160622235658j:plain

 

ユールマラはリーガの近くにある海辺のリゾート地です.土曜の夜にはミュージックライブが催されるなど,ユールマラに集まった観光客を楽しませています.


チェーン店ですが全て「LIDO」という統一店名で展開しているのではなく,店舗のある場所や提供スタイルによって1店1店に名前が付けられています.例えば「LIDO SPICE」はショッピングセンターSPICE内にあるリドです.リーガ空港には「LIDO AIRPORT」もあります.セキュリティーチェックポイントの前,チケットカウンターの上にあるそうですよ”
さらにラトビア国内だけではなく,エストニアの首都タリンにも展開しています(LIDO Tallinn).

 

リドにはセルフ形式のビストロがあり,一度にたくさんのお客さんを迎えられるようになっています.どんな客層にも合う多彩なメニューを提供しており,オープンキッチンスタイルなので料理をしている姿が見えるという点はリドの売りのひとつです.毎日のランチ,家族での夕食,みんなで集まった時のお祝いなど,様々なシーンに対応できるレストランです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain LIDO Recreation Centre

 

リーガ市内からちょっと離れたところにある「LIDO Recreation Centre」.リーガ中心部からは車で10分程度です(アクセスの詳細は下の方にある【リドへのアクセス】をご覧ください).

《わん》「着いたよぉ~」 

 

f:id:osanpowanko:20160622235939j:plain

 

このメインの建物は,ヨーロッパでも最大級のログハウスです.樹齢100年以上のラトビアのモミの木が使われています.

LIDO Recreation Centreにはビストロ,レストラン,ビール貯蔵コーナー,子供向けアミューズメント施設などがあります.店内では愉快な音楽が流れていました♪

 

f:id:osanpowanko:20160623000052j:plain

 

3階建ての建物(地下・1階・2階)は1000人ものお客さんに対応できます.それぞれの階で,食事スタイルが異なります.

1階部分はビストロ(Bistro)セルフ形式のレストランです.

2階部分にあるのがExpress restaurantです.
ここではメニューから選んで注文し,料理を運んでもらいます.普通のレストランってことです.陽気な音楽がかかっていたビストロとは違い静かな雰囲気でしたが,あまり人がいませんでした.メニューを見ましたが品数が少なく,どれも20ユーロくらいでした.人気なのは,やっぱりセルフスタイルのビストロのようです.

地下にあるのはBeer Brewery.
お酒も楽しめる場所では,おつまみになりそうなものを中心に提供していました(セルフスタイル).ラトビア料理もあるようです.醸造施設もあり,4種類の無濾過ビール(unfiltered beer)を楽しめるのだとか.それらはLIDOブランドのビールです.また,ビールの醸造過程を見ることもできるようです.最近話題の「ブルーパブ」ですね”醸造施設併設のため,出来立ての味が楽しめます.

今回は,1階部分のビストロでごはんです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain リドのビストロ

 

ビストロはビュッフェ形式.好きな料理を選びます.
とりあえず,トレーを持たずに何があるか見てみました.《ころ》「たくさんあって,選べないよぉ...」

 

f:id:osanpowanko:20160623000258j:plain

f:id:osanpowanko:20160623000308j:plain

 

肉,魚料理,サラダ,パスタ,ピザ,ポテト料理の集まるコーナー,デザート,フレッシュジュースなどなど,500種類ほどの料理があるのだとか.
セルフ式のビストロは一方通行なのではなく,レジに行く前に好きなように見ることができます.一度にデザートまで取るのではなく,いったん会計を済ませて食べてから,また選びに行って購入しても大丈夫です.
ゆっくり選べますが,人がたくさんいて結構大変です.トレーを持って迷いながら選ぶよりも,下見をしてから,よそってもう方がオススメです.  

 

f:id:osanpowanko:20160623000506j:plain

f:id:osanpowanko:20160623000519j:plain

 

LIDO Pastry Shop(ケーキコーナー)には作りたてのケーキやチョコレート菓子が並んでいます.また,その場で作ってくれるジュースバーもあります.おねぇさんがニンジンをたくさんたくさんジューサーに入れていました.


《ころ》はいろんな料理を食べたかったので,料理をついでくれるお兄さんに「それくらいで」と言いました.すると,「No~No~♪」と言いながらたっぷり盛られてしまいました.
量は自分で決められません‼ 100g××ユーロなのではなく,1皿もしくは1盛り××ユーロというように量・価格が決まっています.サラダバーはお皿の大きさで料金が決まっているみたいでした.好みのサイズの皿を選んで,その皿に自分で盛り付けます.
何人かで行った場合は,それぞれ違うものを選び,みんなでシェアした方が楽しめますね”


店内はラトビアの田舎を再現したようなインテリア. 

 

f:id:osanpowanko:20160623000618j:plain

 

《ころ》「何か入ってるかな⁉」
この大きな鍋の中には...何も入っていませんでした.内装に使われている家具はLIDO Constructionのアーティストやデザイナーによるものです.

木製の椅子に座って「いただきまぁ~す」

 

f:id:osanpowanko:20160623000803j:plain

 

《ころ》が選んだのはザワークラウトみたいなのと,丸っこいコロッケみたいなのと,ザクザクしていそうな揚げ物です.
コロッケみたいなのには,中に‟つみれ”みたいな層があり真ん中にはホワイトソースが入っていました.
一方,食パン片をくっつけて揚げたようなものには...

 

f:id:osanpowanko:20160623000849j:plain

f:id:osanpowanko:20160623000859j:plain

 

肉の層がありホワイトソースが入っていました.…同じような料理を取ってしまった...
料理が並ぶショーケースの前には一応,説明がありますが,どれがどの説明か分かりづらいです.見た目だけで選び何かわからないものを食べるのも,楽しいです.失敗もしますが... 《ころ》は‟大きめパン衣“のサクサクしたところが気に入りました.


《わん》が選んだのはこちら.

 

f:id:osanpowanko:20160623001103j:plain

 

ドライカレーみたいなのと,ソーセージです.デザートもしっかり持ってきました.ヨーグルトドリンクもです♪
ドライカレー風のは,チキンピラフでした.ニンニクが効いていましたよ.ソーセージはしつこくなく,さっぱりしていました.デザートのチョコドームは中にクリームが入っていた気がします.イチゴジャム添えです.見た目よりも味はしつこくなく,美味しく食べることができました.

ケーキ類やジュース,アイスはメインの後に改めて選びに行こう~♪...と思っていましたが,お腹がいっぱいで無理でした.今日のご飯は全部で14.4ユーロ.安いですね”


ビストロは地元の家族連れが多く,席を探すのが大変でした.親戚や友達グループなど,大人数で来ている人たちもいました.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 外にある施設

 

1999年にオープンしたこの店舗は,2003年に子供向けのアミューズメント施設を増設しました.もともとあった施設に加えアイススケート(夏はローラースケート)リンクやロデオ,トランポリンなどが追加され,子供のいる家族が楽しめる施設となっています.

 

f:id:osanpowanko:20160623001306j:plain

f:id:osanpowanko:20160623001314j:plain

 

お散歩をした日は稼働していませんでしたが,移動遊園地のようなアトラクションも設置されていました.

 

f:id:osanpowanko:20160623001357j:plain

 

LIDO Recreation Centreは家族みんなで楽しめる場所として,リーガで人気のスポットなのだそうです.ライブミュージックがあったりもします.毎晩19時から歌とダンスが披露されるという情報もありました.

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


【今回のお店】

LIDO ATPŪTAS CENTRS(LIDO Recreation Centre)

Krasta iela 76, Rīga

基本的な営業時間
(ビストロ)11:00–23:00
(レストラン)13:00-23:00
(Bar)12:00-23:00(各階にBarコーナーがあるそうです)
(Beer cellar)月-金18:00-23:00,土日12:00-23:00
(アトラクションパーク)月-金12:00-21:00,土日11:00-21:00
なお,祝日などは営業時間が変わるので公式ホームページで確認してください.

公式URL:http://www.lido.lv/eng/companies/restaurants/recreation_centre/

 

【リドレストランセンターへのアクセス】

リーガ中心部から車で10分程度です.
Krasta iela(A6)を走ると,大きな風車が見えてきます.リーガ市内から向かうと,リドは通りの反対側にあるので,左車線の側道(Ogres iela )へ入り,左折します.そうするとお店のある通り(Krasta iela)へ行くことができます.ちょっと難しかったです.

駐車料金は30セントです.食べ物の会計の際にレジで支払うので忘れずにパーキングチケットといいます.出庫時に必要なコイン(トークン)をもらえるので,帰るときまでなくさないようにしましょう.

 

電車の駅から出ているバス(12番)も来ています.またトラム3,7,9番が'Atpūtas centrs LIDO'に停車するので,そこから10分くらい歩けばレストランに着くそうです.
タクシーで来ている人もいましたよ♪

 

(ラトビアでの運転)

速度制限 街中:50km/h,郊外:80km/h,主要高速道路:90km/hです.ヘッドライトは常に点灯させる必要があります.高速道路は無料です.
2014年夏に訪れた時は,特に東部において工事区間が多く移動に時間がかかりました.また,アスファルトではない道路も多くあります.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ラトビア

 

f:id:osanpowanko:20160619230104j:plain

 

バルト三国の真ん中に位置する国で,エストニア,ロシア,ベラルーシ,リトアニアと国境を接しています.また西側はバルト海(リガ湾)に面しています.
1991年に旧ソ連から独立し,2004年にはエストニア,ラトビアとともにEU加盟しています.ラトビアは2014年にユーロを導入しました.
ハンザ同盟の都市として発展した地が多く,文化面ではドイツやポーランドの影響が大きいと言われています.公用語のラトビア語はバルト系言語で,リトアニア語と同じグループに属します.キリスト教徒の多くは福音ルーテル派でありエストニアと同じで,カトリックの多いリトアニアとは異なります.

 

国名 Republic of Latvia(ラトビア共和国)

f:id:osanpowanko:20160601164001g:plain

人口 215万人
面積 約6.5万平方キロメートル
言語 ラトビア語
通貨 ユーロ(2014年に導入)
時間 UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店. 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

ラトビア政府観光局公式ポータル:http://ww3.latvia.travel/ja