【訪問日:2015年8月】
ごはんの時間です.
今日はラトビアの「Rīga(リーガ/リガ)」でお散歩です.
《わん》「郷土料理もいいけれど.日本の味が恋しい.」
《ころ》「そうだねぇ,お腹すいたよ.」
旧市街でのお散歩を切り上げて,ごはん探しです.
ちなみに,最初の写真はリーガ旧市街にあるブラックヘッドの会館(Melngalvju Nams)です(写真,右側の建物.なお,リーガ城修復工事に伴い大統領官邸がブラックヘッドの会館に移されているためブラックヘッドの会館の観光は不可となっています.).
ブラックヘッドとは中世におけるバルト海沿岸の諸都市であった未婚貿易商人(男性)の集会のことです.目を引くファサードのゴシック様式のこの建物は1999年に再建が終わった新しいものですが,装飾は忠実に再現されています.もともとは中世ギルドメンバーのパーティー会場として使われていたのだとか.空爆による破壊から再建された現在もパーティー会場として使用されています.
TOKYO-CITY
URL:http://www.tokyocity.lv/
住所:Krišjāņa Barona iela 2
営業時間:11:00-23:00(金・土曜は3:00まで)
ブラックヘッドの会館のある旧市街中心地からは徒歩で10分程度です.大きな川(ダウガヴァ川)を背にしてGrēcinieku ielaを真っすぐ歩いてください.
チェーン展開するレストランのようで,リーガ市内には3店舗あります.お散歩中,特徴的な書体の「TOKYO」を何度も見かけた気がします.リーガ近くのリゾート地ユールマラ(Jürmala)にもあるそうです.
トウキョウという店名ですが,中華,イタリアン,ロシアっぽいものからラトビア的なものといろいろな料理を提供してます.ピザ,パスタ,バーガーに加え,寿司や刺身もメニューにあります.
ヨーロッパをお散歩しているとき,その街で提供されている‟寿司”を食べてみるのは《わん》の楽しみのひとつです.最近ではスーパーマーケットのお惣菜コーナーでも売っているので,寿司を試す機会が増えました.外国で寿司というとサーモンばかりですが...タコを使った寿司を提供していたところもあります.ということで,今回はリーガのお寿司を体験してみようと思い,この店にしました.
店内に入って,座席につくと...
「寿司は1時間かかります.あと,ピザはありません」って言われました.「席に通す前に言ってよ‼」と思いました.時間がかかるとのことなので,寿司はあきらめました.
今日注文したのはこちら.
パスタ(Fettuchine con salmone)8.5ユーロです.《ころ》「ヨーロッパのレストランにしてはサイズが小さめだなぁ.」チーズの香りは強いですが,薄味でした.
うどん(nūdeles udons ar vistu)6.9ユーロです.
平麺でした.ちょっと辛かったです.ニンジン,ナス,ズッキーニなど野菜がたくさん入っていました.
《わん》と《ころ》のお散歩でしたが,3品頼んじゃいました.《ころ》「《りん》の分ってことにしよう♪」豚丼(Butodon)5.8ユーロ.
親子丼みたいに玉ねぎ入りです.肉もご飯もぱさぱさだけれど,懐かしい味がしました.
どのごはんも...小さい‼.です.
お手頃価格で人気レストランと紹介されていますが,価格と量を考えると...ちょっと高い気もします.水は一人1.9ユーロでしたよ.日本っぽいメニューではなく,ピザとかなら安いのかも⁉
Thai Station
URL:https://www.facebook.com/ThaiStationRiga/
住所:19 Vaļņu iela, Riga
営業時間:11:00-24:00(木・金・土曜は2:00まで),12:00-22:00(金・土曜のみ23:00まで)との情報もあります.
お店の写真を撮っていなかったので,店でもらったカードの写真(表・裏)を載せます.
リーガ旧市街中心地から5分程度です.市庁舎のあるKaļķu ielaをラトビア大学方面へ進みVaļņu ielaを右折します.
「Riga this week」のレストラン紹介(http://www.rigathisweek.lv/catalog/dining)では「タイ人シェフによるスピーディーな料理の提供.10分程度ですぐに出てきます!」と紹介されていました.タイならではのマンゴーソースを使った料理もあるそうです.
そんなに早かったかどうか覚えていませんが,料理している姿が見えました.中華鍋をあおる姿は本格的でしたよ.
餃子とうどんのスープ(Udon zupa ar pelmeņiem)7.3ユーロです.
Tokyoよりもうどんっぽい麺でした.あつい‼ ので注意してください.パクチー入りだったので《わん》はちょっと残念な気持ちになりました.ダンプリング(ワンタン?)はエビ風味でいい感じでした.辛さも選べましたよ♪
アヒルのイエローカレー(Dzeltenais karijs ar pīli)8.1ユーロ.
翻訳では‟アヒル”と出てきましたが,鴨のつもりで食べました.野菜をたっぷり食べることができます♪
《ころ》「ザクザクダックがイイね”」
《わん》「ダック(鴨)って日本にいるとあまり食べる機会がないよねぇ」
ヨーロッパのアジア料理でダックがあるとつい頼んでしまいます.ジャスミン茶(2.5ユーロ)も頼みました.鉄器が熱い‼
《わん》「やっぱり,アジアの味はホッとするねぇ.」ヨーロッパで食べるアジア料理は安くておいしいと思います.日本の中華料理レストランとは違った味が楽しめます.
タイ料理のお店の近くにはラトビアの国立オペラ劇場(Latvijas Nacionālā opera)があります♪
劇場の内装も芸術的価値の高いものと評価されています.劇場内部やオペラについて話してくれるガイドツアーもあります.詳細は,http://www.opera.lv/en/
今日はちょっと量が少なめの【TOKYO-CITY】,料理が熱い【Thai Station】でのご飯でした.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ラトビア
バルト三国の真ん中に位置する国で,エストニア,ロシア,ベラルーシ,リトアニアと国境を接しています.また西側はバルト海(リガ湾)に面しています.
1991年に旧ソ連から独立し,2004年にはエストニア,ラトビアとともにEU加盟しています.ラトビアは2014年にユーロを導入しました.
ハンザ同盟の都市として発展した地が多く,文化面ではドイツやポーランドの影響が大きいと言われています.公用語のラトビア語はバルト系言語で,リトアニア語と同じグループに属します.キリスト教徒の多くは福音ルーテル派でありエストニアと同じで,カトリックの多いリトアニアとは異なります.
国名 | Republic of Latvia(ラトビア共和国) | |
人口 | 215万人 | |
面積 | 約6.5万平方キロメートル | |
言語 | ラトビア語 | |
通貨 | ユーロ(2014年に導入) | |
時間 | UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間) |
二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
ラトビア政府観光局公式ポータル:http://ww3.latvia.travel/ja