ノルウェー「ベルゲンの街中その2」の思ひで…

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観光の時間です.
今日はノルウェーの「ベルゲン(Bergen)」でお散歩です.

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今日はベルゲンの町,中心部からちょっと離れたところをお散歩です.
ベルゲン要塞(Bergenhus Fortress)の周辺とノルウェー漁業博物館をお散歩します.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Håkon’s Hall and The Rosenkrantz Tower

ベルゲン要塞にある建物,ローセンクランツの塔とホーコン王の館はベルゲンが政治的にも重要な町であったという証です.

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【The Rosenkrantz Tower(Rosenkrantztårnet)】
営業時間
5月中旬から9月中旬:毎日9:00-16:00
それ以外:日曜のみ営業12:00-16:00

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工事中ですが,見学できました.

ベルゲンカードが使え,80クローネが無料になります(2019年は100クローネに値上がりしています).ローゼンクランツタワーは1560年代に造られた塔.王の住居や要塞,牢屋としても機能していました.

f:id:osanpowanko:20190709105654j:plainらせん階段を上り下り...薄暗い岩の塔内を見学できます.石の階段は大変ですが,各階のフロアには展示物や説明があります.

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タワーの一部は1270年代のもの.要塞としての目的を果たすために何度も拡張されているそうです.各時代の工事の跡や跳ね橋の鎖の穴など要塞として使われていた様子が分かる部分も残されています.
1944年にはドイツの弾薬船が近くで爆発したため甚大な被害を受けましたが,内装・外装は16世紀のものにできるだけ近づけて修復されています.当時の様子に復元できるのは1580年頃に描かれた絵が残っているからです.

《わん》「塔の上の方から町や港の景色を楽しめるとのことだったけれど...そんなのなかったね.工事中だからかな?」

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《わん》「覆われていてほとんど見えない...」
スコットランドの職人を呼び寄せて建造したため,スコットランドの要塞と共通点があるそうですよ.

 

【Håkon’s Hall(Håkonshallen)】
営業時間
5月15日から9月15日:毎日10:00-16:00
9月16日から5月14日:毎日12:00-15:00


Håkon’s Hallは,お祭りのため見学できませんでした.The hall might be closed during special eventsです!!

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ベルゲンカードが利用できたのに残念です.
ベルゲンの町を築いたホーコン王(Håkon Håkonsson)によってつくられた王宮,公式行事の場です.建設されたのは1200年代後半のこと.倉庫や弾薬庫として使われていた時期もあるHåkon’s Hallですが,現在では再び公式な行事に使われる場となっています. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Norwegian Fisheries Museum

ノルウェー漁業博物館
営業時間
5月から9月:10:00-18:00(5月と9月は17時まで)
10月から4月:11:00-15:00(月曜休館,12月22日から1月5日くらいまで休み)

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ベルゲンカードで入館料(90クローネ)が無料になりました(2019年からは20%割引にしかならないようです).
漁師の生活や歴史,海の資源,環境なども学べる施設です.ゲーム感覚で体験しながら学べる展示もあり子供たちが楽しめそうです.カフェやショップも併設されています.

印刷された写真や絵などから昔の港町の姿を知ることができます.

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ニシンをさばいて塩漬けにするのは女性の仕事だったそうです.

なんとなく魚臭い館内...歴史のある木造の建物には匂いが染みついているようです.
《ころ》「あ‼ ストックフィッシュ(stockfish)?本物の魚の展示かな」

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《わん》「本物じゃない!? なんとなく魚っぽい匂いが...」

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ロフォーテン諸島のストックフィッシュについても紹介されていました.1930年ごろ,ベルゲンにはストックフィッシュを扱う輸出業者が20ほどありました.彼らは北ノルウェーから届けられる品物を分類・梱包し輸出していたそうです.

この建物はブリュッケと同じように歴史のある建物です.19世紀の終わりころ,ここ(Sandviken)には埠頭の木造倉庫が200棟近くあったそうです.
館内には壁画が残っている部分もあります.

f:id:osanpowanko:20190709111021j:plainこの写真は描かれていた壁画を再現した部屋です.
歴史的な建物ですが近代的な展示もあります.

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写真で顔を登録することができます.《ころ》は顔を登録してゲームに挑戦しました!!
ノルウェーの水産加工・食品大手Lerøyのサーモン養殖場や加工工場を体験できるゲームです.

 

フィッシャリーミュージアムはベルゲンの街中からちょっと離れています.ブリッゲンから歩くと20分くらいかかります.3番などのバスを利用して近くまで来ることもでき下車駅はSandvikstorget.
無料シャトルバスも運行しています.

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ツーリストインフォメーションとHanseatic Museum,Schøtstuene,Norwegian Fisheries Museumを結ぶ無料のシャトルバス.
5月から9月の10:15-16:45(6,7,8月は17:45まで),約30分間隔で運航しています.

...運航されていない日もあるようです.

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魚市場の近くから出ている“Beffen”というフェリーで来る方法もあるそうです.
Beffenは5月半ばから9月半ばまでの11:00-16:00,1時間間隔で運行,たぶん100クローネです. 

  

【Bymuseet i Bergen】

ベルゲン市内にある9つの博物館を管理するベルゲン市立博物館

対象となる博物館を訪れた場合,次に見学する博物館の入場料が半額になることがあります.
The King Håkon's Hall
The Rosenkrantz Tower
Bryggens Museum
Hordamuseet
Old Bergen Museum
などが対象となっています. どこか1ヵ所を見学した後,同じ年に他の博物館へ行く場合,チケットを持っていけば入場料が割引になります.  

  

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

  


f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ノルウェー

 

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スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.

 

国名 Kingdom of Norway(ノルウェー王国)

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人口 525.8万人
面積 約38.6平方キロメートル
言語 ノルウェー語
通貨 ノルウェ-・クローネ(NOK)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

 

【参考ホームページ・参照文献】

川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

Visit Norway:https://www.visitnorway.com/

visitBergen.com:https://en.visitbergen.com/