【訪問日:2018年9月】
観光の時間です.
今日はノルウェーの「ベルゲン(Bergen)」でお散歩です.
今日はベルゲンカード(Bergen Card)についてのお話です.
ベルゲンカードはミュージアムや公共交通機関(skyss:https://www.skyss.no/en/)での移動が無料または割引になるカードです.購入すると,観光情報が記載された冊子をもらえます.
ベルゲンカード
ベルゲンカードは24時間,48時間,72時間の3タイプがあります.
2019年の価格(大人/子供)は以下の通りです.
24時間:NOK 280/100
48時間:NOK 360/130
72時間:NOK 430/160
学生やシニア割引もあります.
購入できる場所はTourist Informationやベルゲン市内のホテル,フィヨルド観光船,空港にあるDeli de Lucaなどです.オンラインでも購入できます.
【ツーリストインフォメーション】
ベルゲンのツーリストインフォメーションは有名な観光地,魚市場の近くです.
周辺観光施設の冊子やフィヨルドツアー関連の情報を入手できます.
スタッフさんに質問がある場合は,整理券を取ります.
《ころ》「銀行みたいだね~」
カウンターは3つくらいありましたが,混んでいる時間帯だと,なかなか呼ばれないかもしれません.
購入時に,カードの裏側に有効期限(valid until)が記入されます.販売員さんが「年,月,日,時間」を書いてくれました.使い始めではなく『いつまで使えるか』を記入しておくタイプの観光カードです.あらかじめカードを購入しておいて,使い始めたい時間に合わせて有効期限を記入しても良いようです.
トラムやバスに乗る時は運転手さんに有効期限を見せてから乗るようにしましょう♪
Bergen Card のお得度
約30施設への入場が無料,または割引となるベルゲンカード.
ミュージアムだけではなく,レストランやカフェ,駐車場での割引もあります.Bergen Philharmonic Orchestraやグリーグの博物館Troldhaugenで行われているランチコンサート(Lunch concerts in Troldsalen),フィヨルドクルーズといったエンターテインメントでの割引もあります.
公共交通機関(バス,トラム)も利用できるというのが便利な観光カード.
市内と空港を結ぶトラム(Bergen Light Rail,Bybanen)でも利用できます.でも,空港と市内を結ぶバスは無料ではありません!! ベルゲンカードを利用するとAirport Busが20%引きになるようです.また,電車(NSB trains)はベルゲンカードで乗ることができません.
ベルゲンカードで利用できるバスは,Hordaland地域と限られていますが,通常のベルゲン観光では問題のない範囲です.
ベルゲンカードでは,Bryggens museum(ブリッゲン博物館)やBergen Maritime Museum(ベルゲン海洋博物館),Fantoft Stave Church(スターヴ教会)への入場が無料になります.
ケーブルカー(Fløibanen)や水族館(Akvariet i Bergen)の入場は‟夏の場合割引“になります.
例えばケーブルカーは,5月から9月は約50%割引ですが,10月から4月はベルゲンカードを利用すると無料になるなど,季節によってお得度が異なるアトラクションもあります.
ミュージアムの多い町なので,何ヵ所かの博物館に入場するのなら(割引にしかならなくても)ベルゲンカードを購入した方がお得だと思います.
【Bymuseet i Bergen】
ベルゲン市内にある9つの博物館を管理するベルゲン市立博物館.
対象となる博物館を訪れた場合,次に見学する博物館の入場料が半額になることがあります.
The King Håkon's Hall
The Rosenkrantz Tower
Bryggens Museum
Hordamuseet
Old Bergen Museum
などが対象となっています. どこか1ヵ所を見学した後,同じ年に他の博物館へ行く場合,チケットを持っていけば入場料が割引になります.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/
visitBergen.com:https://en.visitbergen.com/