【訪問日:2018年9月】
観光の時間です.
今日はノルウェーの「ベルゲン(Bergen)」でお散歩です.
ベルゲンの町,中心部をお散歩です.
Bryggen,ツーリストインフォメーション近くの魚市場,メインスクエアのTorgallmenningenとその先にある教会St. John's Churchまでをお散歩します.
ブリッゲン地区(Bryggen)
世界遺産の木造建築ブリッゲン.
市内中心部のVågen(ヴォーゲン)港に沿って色とりどりの建物が並んでいます.
《ころ》「ベルゲンって感じの景色だね!」
《わん》「コペンハーゲンのニューハウンもカラフルな建物が並んでいたね!」
ニューハウン(Nyhavn)
ブリッゲン
うん,似てますね.
《わん》「ここブリッゲンは1945年までドイツ波止場と呼ばれてたんだって」
北ドイツのハンザ商人が活躍していたためで,14世紀頃にはヴォーゲン湾には様々な国の旗を掲げた船が来ていたそうです.
現在ではベルゲン観光の中心地となっているヴォーゲン湾.フィヨルド観光の船も発着するようです.
フィヨルド観光の拠点としても有名なベルゲン.ツーリストインフォメーションには情報がたくさんあります!ベルゲンとオスロを結ぶ列車,ベルゲン急行も美しい景色を楽しめる電車の旅として人気です.
むかし,ハンザ商人達がつかっていたブリッゲンの建物は,現在,カフェやお土産物屋さん,工房として利用されています.
木造で密集したつくりのブリッゲンは火災による被害を何度も受けています.現在この地区にある建物の多くは1955年の火災の後に再建されたものだそうです.
建物の間の狭い道は猫の散歩道となっています.
1955年にBryggenをおそった火災.一部が消失してしまいましたが,その後に行われた調査により,多くの発見がありました.
【ブリュッケンミュージアム】
Bryggens Museum
入場料は90クローネ.ベルゲンカードで無料になりました.
ベルゲン最古の遺跡の上に建てられたミュージアムでは,貴重な遺跡を見ることができます.
1110年代前半の建物の遺跡だそうです.
ハンザ同盟に加盟した14世紀,町は大きく発展しました.
貿易の拠点となったベルゲンには近隣の沿岸地域から船が集まり,荷下ろしをし...ここベルゲンから内陸地域や沿岸地域へと品々が運ばれていったそうです.
貿易の中心地となったベルゲンは,1830年代までノルウェーで最大の町として機能していました.
今日,ノルウェー第二の規模を持つ都市といわれるベルゲン.
《ころ》「ノルウェーの都市,トップスリーを制覇だね♪」
《わん》「オスロ,ベルゲン,トロンハイムのこと!?」
ベルゲンやブリッゲンの歴史だけではなく,企画展やテーマ展覧会,アート作品の展示もしている博物館です.
【聖マリア教会】
St. Mary's Church
ベルゲンに現存している最も古い建物だと考えられています.中世の終わりころはドイツ人教会として使われていました.
魚市場 (Fisketorget)
野外のお店の営業は,5月から9月(8:00-23:00)だそうです.魚介類だけではなく,果物やジャムみたいなのも販売していました.
ムール貝や小さなエビが乗ったサラダ,サーモンやエビを挟んだバゲット,魚のグリル,パエリアなどなど...美味しそうですが,どの店も観光客向けって感じで,高い...高い.シーフードとサラダが一皿に乗った料理は,300-370クローネくらいでした.
《ころ》「魚のソテーとサラダで4000円以上するなんて...」
お買い得なシーフードバゲットは100クローネ(約1300円)です.一応サーモンと小さなエビが入っていますが,パンがまずいです.《ころ》「安いからかな...」
いすやテーブルが用意されている店もあり,その場で味わうこともできます.
ツーリストインフォメーションの建物の1階部分もシーフードマーケットです.その場で食べることもできるスペースがありました.
室内店舗(Mathallen)の営業時間
5月から9月:毎日(9:00-23:00)
10月から4月:月曜から木曜(10:00-23:00),金土曜(9:00-23:00),日曜(11:00-23:00).
ここでも高価な魚介類が販売されています...せっかくなのでSUSHIを買って帰ることにしました.その場で食べる(eat in)とお持ち帰りの(take away)では値段が異なり,eat inだと20クローネくらい高くなります.お持ち帰りの方が消費税(VAT)が安くなるためです.
12個入りのお寿司,お持ち帰りで179クローネです.
《わん》「魚が少ないね...」
《ころ》「これで2300円くらいだなんて...」
サーモンは普通に美味しかったです.巻物に入っているマグロは,とてもとても辛かったです.韓国風な味付けでした.
魚市場からSt. John's Churchへお散歩
トーグアルメニング(Torgallmenningen)がメインストリート.
トルゲアルメンニン広場には海の仕事に従事した人たちの歴史をデザインしたモニュメントがあります.
そのモニュメントから,遠くに見えている建物を目指してお散歩を続けました.遠くに見えているのはSt John's church.ベルゲンで最も背の高い塔で61mあるそうです.
ちょっと遠いです...
やっと近づいたと思ったら階段でした...上まで80段の階段くらい.
せっかく頑張って上ったのに入れませんでした.「19時までお祈りなの」とお姉さんが教えてくれました.
大きなオルガンも見どころのひとつだったので残念です.この教会でのオルガンのイベントもあるようです.
【Bymuseet i Bergen】
ベルゲン市内にある9つの博物館を管理するベルゲン市立博物館.
対象となる博物館を訪れた場合,次に見学する博物館の入場料が半額になることがあります.
The King Håkon's Hall
The Rosenkrantz Tower
Bryggens Museum
Hordamuseet
Old Bergen Museum
などが対象となっています. どこか1ヵ所を見学した後,同じ年に他の博物館へ行く場合,チケットを持っていけば入場料が割引になります.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/
visitBergen.com:https://en.visitbergen.com/