オランダ「キンデルダイク」の思ひで…

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2019年8月】


観光の時間です.
今日はオランダの「キンデルダイク(Kinderdijk)」でお散歩です.

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中世のままの姿で保存されている風車を一度に何基も見ることができる場所.キンデルダイクは1997年に世界遺産に登録されました.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain キンデルダイクへの道

ロッテルダムから列車やバスを乗り継いて行くキンデルダイク.5月から10月なら直行のフェリー(Waterbus)がRotterdamやDordrechtから出ているそうです.

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たぶんここがフェリーの乗り場.キンデルダイク風車群は道路を渡ってすぐです.

車で訪れることはお勧めされていませんでした.駐車場(5ユーロ)の台数はとても限られているのだとか.近くの駐車場は本当に小さく止めるのはほぼ不可能です.また,満車の場合,並んで待つことはできずタイミングが良ければ止められるって感じでした.
少し離れたところにも駐車場(無料)がありますが...

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こんな状態.みんな駐車場を探して行ったり来たりしていました.
こちらもタイミングよくスペースを見つけないと止められません.しかも駐車スペースでない部分にまで,車を止めているので大変な感じになっています.
お散歩をしたのは8月末の平日ですが,それでも大混雑でした.ちょっとアクセスしにくい場所にあるのに,大人気の観光地です.

駐車スペースからは,ゆっくり歩いて10分くらい.

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《ころ》「あ!お菓子屋さんがある.帰りに寄ろう♪」

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 世界遺産キンデルダイク風車群

道路沿いにあるのはお土産屋さん.

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バゲットサンドイッチや飲み物なども売っていましたよ!
このお土産屋さんが風車群への入り口になっていて,道路を背にして進むとビジターセンターに着きます.

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営業時間はたぶん,3月から10月は9-17時,11月から2月は10-16時です.運河ツアーやミュージアムの営業時間は異なることがあります.
ビジターセンターでは運河ツアーやミュージアムの入場券を購入できます.ショップもあり,風車が描かれた雑貨を購入できます.日本語に翻訳されたオランダ風車の本もありました.
舟や風車ミュージアムのチケットはビジターセンターだけではなく公開されている風車(Nederwaard Museum Millなど)で買うことができるそうです.風車で入場券を買う場合は現金は使えません.公式ホームページでe-チケットを購入することもできます.

f:id:osanpowanko:20190828122438j:plain運河クルーズは2種類.乗り降り自由のクルーズ(Hopper Prins Friso)もしくは約30分のツアークルーズ(Cruiser Vos&Zn).
運河沿いの散歩やサイクリングを楽しむだけなら無料です.

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サイクリングを楽しむ人は多く,たくさんの自転車が通るので気を付けてください! 

※2019‐20年冬期(から!?)はボートツアーや風車博物館を訪れることができるようです.《りん》「冬は凍った運河でスケートを楽しむ写真を見たけれど...ボートツアーはどんなふうに運営されるんだろうね???」

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 運河クルーズ

《わん》たちは約30分の運河ツアーに参加しました.大人6ユーロでした.

f:id:osanpowanko:20190828122953j:plainビジターセンター近くの乗り場には次の出発時間が表示されています.営業開始から30分間隔で運行との情報もありました.

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《ころ》「あ!船が来た.」
舟のおじさんがオランダ語と英語で風車について解説してくれていたと思います.
1740年頃に造られた19基の風車が残るキンデルダイク.

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運河の岸にいくつも並ぶ風車.
《わん》「こんなにたくさんの風車が並んでいるのは,オランダでも珍しいんだって!」
キンデルダイクの風車は1740年ごろに建てられた干拓風車です.干拓地の余分な水を川に汲みだすために建てられました.北海へとながれる川は,干拓地よりも高い位置にあります.風車の力を利用し,水を上へと運んでいたのです.現在は電気モーターの力で水を汲みだしているそうですよ.

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風車の力を干拓に用いるようになったのは15世紀頃からだそうです.低地から水をくみ上げて堤防を越えて川に戻すことで,洪水に対応し,穀物の栽培を可能にしたのです.

「公開されている風車はどれかな!?」
干拓用風車には風車守家族が住むことという決まりがあったそうです.
《わん》「風車の世話をしていた家族が使っていた家具,キッチンなどを見ることができるんだね!」
風車の動く仕組みも間近で見学できるようです. 


国土の約1/4が海面より低いというオランダの繁栄に大きく貢献した風車.

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とくに17世紀以降は,水を汲みだすだけではなく,粉をひいたり,材木を切断したり...油や紙,麻,毛織物の製造にも使われていたそうです.
昔はたくさんあった風車ですが,蒸気機関や電気の登場で風車は激減しました.
現在ではオランダ全土に1000基ほどしか残っていないと言われています.残された風車を手入れし,その周りの環境とともに保護・継承しようという活動が続けられています.1941年には風車維持法が制定され,許可がない限り風車の解体をすることが禁止されました.
風車は“オランダらしい景色”であり,国土を水から守ってきたオランダ人の象徴とも言われています.

f:id:osanpowanko:20190828122902j:plain5月の第2土曜日は「オランダ風車の日」.
600基ほどの風車と水車が一般公開され,動いている姿を見ることもできます.
キンデルダイクでも風車が回されます.キンデルダイクでは風車の日以外にも,7-8月の土曜日の午後には風車が回るそうです.またまた9月の第1週は風車がライトアップされるのだとか.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain キンデルダイクでおやつ

近くのお菓子屋さん.

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【Bakkerij Stam】
住所:Molenstraat 143, 2961 AK Kinderdijk
URL:https://www.bakkerij-stam.nl/webshop/


帰りの車の中で食べるお菓子を買おうと思って,入ってみました.お菓子を焼いているおばあさんだけがいる店内.

f:id:osanpowanko:20190828133458j:plain高い...ちょっと高級な菓子店でした.何でもない感じのクッキーとジャムの入った(パサパサの)マドレーヌみたいなのを買ったのですが10ユーロ以上しました.

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さっそく食べてみると...ずっしりと重たい焼き菓子は,マジパン風味の焼き菓子でした.マジパンが苦手な《ころ》ですが,《わん》はマジパン風味のクッキーがとても気に入りました.
高かったけれど,美味しい発見でした!!

  

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

  


  

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain オランダ

 

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西ヨーロッパに位置し北海に面する国.ドイツやベルギーと国境を接している.
国土の約26%が海面下の標高で,最高地点は323mという平坦な土地を持つオランダは,ダムや堤防の建設といった水利事業が古くから行われてきた.風車や水車も土地の干拓のために建てられ,国土を水から守ってきた.限られた土地を有効活用するため,また気候変動による海面上昇への対策として,水上での酪農と製品生産が行われている.主要港湾都市ロッテルダムの港には世界初と言われる水上酪農施設(Floating Farm)が開業(2019年6月).このように農業・酪農分野における技術革新が続いている国で,ICTを取り入れた先進的なシステム・搾乳ロボットなどを開発するLELY(レリー)社が有名.農産物の輸出はアメリカに次ぐ世界第2位で,園芸(花)の輸出大国としても知られている.アールスメール花市場は有名.
EC(欧州共同体)原加盟国.1992年,EU(欧州連合)の創設を定めた条約が採択されたのはオランダ南部の都市マーストリヒト.

 

国名 Kingdom of the Netherlands(オランダ王国)

オランダ王国国旗

人口 1,718万人
面積 約41,9万平方キロメートル
言語 オランダ語,フリース語(フリースランド州)
通貨 ユーロ(EUR)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

 

【参考ホームページ・参照文献】

川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂. 

 Kinderdijk:https://www.kinderdijk.com/