【訪問日:2018年8月】
観光の時間です.
今日はノルウェーの「ヴェステルオーレン諸島(Vesterålen)」でお散歩です.
ロフォーテン諸島の北に位置するヴェステルオーレン諸島(Vesterålen).ノルウェー本土から西側へ広がるように島々が位置しています.空港や道路が整備されているので船以外でも行くことはできます.ノルウェー西海岸を行く沿岸急行船フッティルーテンはStokmarknes,Sortland,Risøyhamnの港に寄港します.StokmarknesにはHurtigrutenのミュージアム「THE COASTAL EXPRESS MUSEUM」があります.
ヴェステルオーレン諸島
《りん》「ヴェステルオーレン諸島とロフォーテン諸島は北緯67度くらいに位置するけれど,暖流(warm Gulf Stream)を引き寄せるような形で島々が位置しているから,海水温が6-7℃を下回ることはないんだって!!」
つまり海は温かく,そこでは美味しい魚もたくさん獲れるそうです.
最も寒い2月の平均気温がマイナス2℃と以外と穏やかな感じです.
ホエールウオッチングやオーロラ鑑賞の地としても有名です.《ころ》「人工的な光が少ないから観測しやすいらしいよ」
Harstadの町歩き
スバールバル諸島を除くノルウェーで最も大きな島Hinnøya(ヒン島).ヴェステルオーレン諸島の東側に位置しています.その島にあるのがHarstadという町.
《わん》と《ころ》は.フッティルーテンのエクスカーション に参加しています.今日はHarstadという町の教会と歴史ミュージアムをお散歩します.
【Trondenes kirke】
住所:Trondenes, 9404, Harstad
基本的には夏のみ公開されています.
Harstadの町のwhite medieval church.ノルウェーの文化遺産,中世末期の教会でヨーロッパ最北の石造りの教会だそうです.いつできたのかは定かではないそうですが1200年頃の様式とみられています.
天井の作りにも注目だそうです.
祭壇も古く,貴重なものなのだとか...
【Trondenes Historical Centre】
住所:Trondenesveien 122, 9404 Harstad
中世,ヴァイキングの時代に焦点があてられたエキシビション.音や照明などを効果的に使った展示方法でした.英語,ドイツ語の説明もあります.
魚を獲るために使われていた網や銛(もり)なども展示されていました.
ヴァイキング時代の貴重な品も展示されています.征服者としての印象が強いヴァイキングですが,熟練した商人でもあり職人でもありました.武器や舟の精巧さだけではなく,宝飾品にも技術水準の高さが現れています.
商人としての才能があったのはヴァイキングだけではありません.
600年頃,サーミとノルウェーの村人との間でも商業的な交換が行われていたようです.毛皮やセイウチの牙,ワインやはちみつも取引されていたのだとか.
ヴェステルオーレン諸島のドライブ
Harstadの町から西方向へ83号線をドライブすると,とおっても美しい景色に出会えます.
《ころ》「あ!釣りをしてる.何か釣れるのかなぁ?」
農地が広がる絶景ポイントやフィヨルド,高い山などいろんな景色を楽しめます.
Refsnes Ferry Terminalまでは約37㎞.フェリーには車を乗せることができます.
フェリーでフィヨルド(Gullesfjord by ferry)をわたった後,ラング島を目指しさらに東へドライブ.
途中,道路は85号線に変わります.
Sigerfjordという町にはSigerfjord Fiskという会社があります.この会社は北極イワナ(Salvelinus alpinus)の供給者です.スモークや生のサーモンを販売しています.
《わん》「フェリーに乗る前だけれど,養殖場みたいなのが見えたね!!」
ドライブに戻って...
Sortlandsbrua橋を渡るとフッティルーテンの港がるSortlandの町に到着です.
再びフッティルーテンの船と合流.ロフォーテン諸島 も目の前です!
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/
Hurtigruten:https://global.hurtigruten.com/
Visit Vesterålen:https://visitvesteralen.com/en