【訪問日:2015年9月】
今日はタリンカードについてのお話です.TALLINN CARD(https://www.visittallinn.ee/eng/visitor/tallinncard)
はタリンのミュージアムや公共交通機関,観光バスでの移動が無料や割引になるカードです.
2016年夏のタリンカード
カードの種類は3種類.
24時間・・・32ユーロ(子供16ユーロ)※子供は14歳まで
48時間・・・42ユーロ(子供21ユーロ)
72時間・・・52ユーロ(子供26ユーロ)
タリンのツーリストインフォメーションやタリン空港,タリンの港,バスや鉄道の駅,規模の大きなホテルで購入できます.またオンラインでも事前に購入できます.
詳細は(https://www.visittallinn.ee/eng/visitor/tallinncard#get_tallinn_card_now)
2015年夏のタリンカード
無料になる施設(ミュージアムや教会)は45ヵ所です(うち1か所はClub Hollywoodというエンターテイメント施設).
割引になるエンターテイメント(スパや気球など)は9ヵ所です.
3つの観光ツアーの中から,ひとつだけ無料で体験できます.
(2016年夏は1. Tallinn City Tour (hop-on, hop-off bus tour with three routes)2. Russian-Language Walking Tour of Old Townの2つになったようです)
割引される観光ツアー(Bicycle Welcome Tour of Tallinnなど)は7つあります.
公共交通機関も無料で利用できます.タリン市内を走るバス(No 68まで),トラム,トロリーバスが対象です.また,3時間の自転車レンタルも無料になります.
12ヵ所のカフェやレストラン,ショップでは割引やコーヒーサービスを受けることができます.
2016年の最新情報はhttps://www.visittallinn.ee/eng/visitor/tallinncard/attractions-offers
参照.
《わん》と《ころ》は48時間のタリンカードを購入しました. 体は小さいけど,大人用のカードです.
《わん》「2015年夏は39ユーロ(48時間)だったから,値上がりしているね.」
そういえば...2009年にタリンをお散歩した時は,48時間のタリンカードは28ユーロでした.
《りん》「どんどん値上がりしているねぇ...」
《ころ》「昔のタリンカードは町の景色が描かれていたんだね.」
カード購入時に裏面を記入するのですが,窓口の人に「誕生日を書いてください」と言われました.誕生日!??と思いながら記入しちゃいましたが,そんなの必要ないはずです.窓口の人の間違いです.
「DD MM YYYY」記入するのは使い始める年月日です.
カードを購入すると,カードと地図,リストを受け取ります.
地図にはタリンカードで無料になる観光スポットや割引になるレストランなどの場所が示されています.
タリン市内のお散歩を2日間した《わん》と《ころ》.48時間カードでミュージアムや教会を中心に観光しました.
カードの有効期間は,「×月×日」ではなく時間制なので,使い始める時間を考えれば滞在期間中に効率的に活用できます.カードの利用開始は購入時ではなく,博物館やバスなどで最初に利用した時です.月曜日の朝11時に使い始めたら,48時間後の水曜日の朝10時59分まで有効です.買ってすぐ使うのではなく,計画を考えて初めの1時間はバスを使わずに歩く,というような使い方もできます.
バスに乗ったときは,毎回バス内に設置されているオレンジ色のカードリーダーにかざします.
1人39ユーロのカードを購入し,60.1ユーロ分の観光をしました.それぞれの施設で入場料を支払うよりも21.1ユーロ節約できました♪ 結構頑張りました…
無料になる観光バスツアー(20ユーロ相当)やカフェ,レストランでの割引(だいたい1割引になる)を利用しなかったので,使い方次第ではもっとお得に過ごせるかもしれません.
公共交通機関については24時間券(3ユーロ)や72時間券(5ユーロ)もありますが,基本価格に加えスマートカード料金(2ユーロ)が必要になります.なお,ドライバーから直接購入する1回乗車券は1.6ユーロです.
滞在時間や目的に合わせカードを購入し,お得にタリンを観光したいですね”
タリンカードはそれぞれの施設で1度のみ有効です(公共交通機関は時間内なら何度でも利用可能).また,割引されるレストランやショップでタリンカードを利用する場合は,会計時ではなく最初から見せる必要があるそうです.
タリンカードを持っていればフィンランドのヘルシンキカード(Helsinki Card)やロシアのペテルスブルクカード(Petersburg Card)が割引になります.ヘルシンキカードを割引にする場合は,タリンカードに記載された日付から7日間のみ有効とのこと.購入場所や購入期間に条件があるので注意してください.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
エストニア
バルト三国の最も北に位置する国で,ラトビア,ロシアとは陸続きで国境を接しています.バルト海を挟んで北側にはフィンランドがあり,ヘルシンキとタリンの間ではフェリーも運行されています.言語や文化はフィンランドなどの北欧とよく似ていると言われており,バルト三国でエストニアだけが異なる言語グループに属しています.
2011年にバルト三国で最初にユーロを導入しました.EUへは2004年に加盟しています.
IT立国化が推進されているエストニアでは国政選挙もネット上で行うことができ,ITを通じた効率化が進められています.マイナンバーのICカードも普及しており,行政や納税の時だけでなく銀行のオンラインログインなどにも利用されています.インターネット電話サービスのSkype(スカイプ)がエストニアで開発されたことも有名です.ITイノベーション産業の誘致・育成が積極的に行われており,日本との間ではIT・サイバー分野での協力が行われています.
国名 | Republic of Estonia(エストニア共和国) | |
人口 | 131万人 | |
面積 | 約4.5万平方キロメートル | |
言語 | エストニア語 | |
通貨 | ユーロ(2011年に導入) | |
時間 | UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間) |
二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
エストニア エストニアの古き町並みと田園,ISBN 978-9985-9969-04.
Visit Estonia:http://www.visitestonia.com/en/