【訪問日:2018年8月】
観光の時間です.
今日はオスロパス(オスロカード)についてのお話です.
Oslo Passはオスロの公共交通機関が無料になり,博物館が無料や割引になるカードです.
2018年夏のオスロパス
Oslo Pass(オスロカード)は30以上の博物館が無料(オスロ国立美術館、ヴァイキング船博物館、ノルウェー民俗博物館、アーケシュフース城など)になり,公共交通機関の利用もできます.また,ガイドツアーやレストラン,ショップでのディスカウントもあります.
詳細は公式ホームページ:https://www.visitoslo.com/en/activities-and-attractions/oslo-pass/でご確認下さい.
カードの種類は3種類.
2018年夏の価格(大人)です.子供(4-15歳)やシニア(67歳以上)は安くなり学生割引もあります.
24時間:395 NOK
48時間:595 NOK
72時間:745 NOK
ネットでのプレオーダーができますが,価格は同じです.スマホ用のアプリもあります.
4ヵ所くらいミュージアムに入れば元が取れるそうです.
745クローネ(約10500円)もする72時間券を購入したお散歩わんこ達は,実際に1368クローネ分の観光ができました.ミュージアムなどは,わりと速足で見学しましたが,博物館へは行かずに隣の町(オスロパスで利用できるバスに乗ってドロバック(Drøbak)という町)に行った日もあります.
博物館の入場料は120クローネくらしますし,公共交通機関の1日チケットは90クローネなので,ミュージアムを中心とした通常の観光なら,元が取れる観光カードだと思います.
オスロ中央駅内にあるツーリストインフォメーション(Oslo Visitor Centre)で購入できます.また主要なホテルやミュージアムでも販売しているそうです.
オスロパスの購入やスタッフと話す必要がある時は,番号札をとります.
《ころ》「郵便局みたいだね」
ベルゲンのツーリストインフォメーションも同様でした.
地図をもらうだけだったり,ちょっとした調べものだけならインフォメーション内にある端末を使って自由に検索できます.
購入したオスロパスには使用開始日時を自分で記入します.
オスロカードはただの厚紙.紙製のカードの裏側にはQRコードがあり,博物館入場の時に読み取ってもらいます.
《わん》「プラハやタリンみたいにプラスチック製じゃないんだね...」
オスロパスを購入すると,カード利用可の施設を紹介した小さな冊子をもらえます.
オスロの公共交通機関
ローカルバス,トラム,フェリー,メトロ(T-BANE)は共通チケットです.バスなどの車内で購入するよりも,乗車前に販売機やキオスク(Narvesenや7-Elevenなど)で買っておいた方が安くなります.シングルチケットは1時間有効です.24時間券や7日券もあるそうです.
使い始める時にチケットを“有効”にするのを忘れないでください.
こういったことを気にせずに公共交通機関を利用できるので,観光カード『オスロパス』はとても便利です.オスロパス(オスロカード)を購入すればZone1と2を自由に移動できます.
トラムの中には「ピッ♪とする機械が設置されていますが,オスロカードで乗車する場合は関係ありません.
(開始日時が記入された)オスロカードを忘れずに携帯し,自由に乗り降りできます.乗車券チェックの係員が来たときは,オスロカードを見せてください.バスに乗る時は,運転手さんにオスロカードを見せます.前から乗り,(基本的に)後ろから降ります.
オスロパスがあれば博物館の集まる半島Bygdøyへの舟にも乗れます♪
Bygdøyへの舟は,写真に写っている立派なフェリーではありません!! もっと小さいです…
博物館へ行くフェリーは,たいてい3月から10月の運行で,市庁舎前のPier 3から20-30分おきに出発しています.9時前から18時半くらいの営業ですが,10月に入ると運行本数,営業時間ともに少なくなるので注意してください.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2018)「ヨーロッパ経済とユーロ 補訂版」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/