【訪問日:2019年8月】
観光の時間です.
今日はドイツの「リューデスハイム(Rüdesheim am Rhein)」でお散歩です.
ライン川沿いにあるリューデスハイム.正式名はリューデスハイム・アム・ライン(Rüdesheim am Rhein).ドイツ中西部に位置しています.
ケルンと同様にリューデスハイムにも世界遺産があります.ライン渓谷中流上部はドイツの世界遺産の一つです.
ライン川クルーズについてはこちらをご参照ください.
リューデスハイムの町歩き
ツーリストインフォメーションがあるのは川沿い.大きな道路のライン通り(Rheinstraße)に面した通りにあり,KDクルーズ船の乗り場よりも東にあります.
赤色の「ⅰ」が目印です.市内のマップをもらうことができます.
お散歩をしたのは8月末.晴れていて日焼けが気になるほど強い日差しでした.
時々吹く風は心地よく...マルクト広場の木陰で休憩しました.マルクト広場の教会Katholische Pfarrkirche St.Jakobus.
1944年に破壊されてしまいましたが,ライン風の石積みスタイルで再建されました.
リューデスハイムは石畳の小道や木組み風の家がかわいい町.
観光客はたくさんいますが,ちょっと脇の通りに入ると人も少なく静かで素敵な町です.
観光客でいっぱいのにぎやかな通りといえば,つぐみ横丁.
《わん》「あ!あの左側の道だね♪」
【Drosselgasse(つぐみ横丁)】
Drosselgasse(https://www.drosselgasse.de/en/)はリューデスハイムの古い街並みが残るエリアで,レストランや土産物屋などがあるとても賑やかな通り.15世紀に建設されたこの道は,船主が商品を家へ運び込む為の場所でもあったそうです.
現在では...144mほどの細い石畳の道に観光客が押し寄せます.レストランやホテルが多く,音楽が鳴り響いてにぎやかな店もありました.リューデスハイム名物のお酒入りコーヒー「リューデスハイマーカフェ」専用のカップなどを販売している店もありましたよ.あと,レーマーグラス(Römer Glas)と呼ばれる独特の形のワイングラスも♪
建物の壁には仕掛けのある日時計があったり...黒い鳥がデザインされた看板があったり...
《ころ》「Drosselってツグミのことらしいよ!」
仕掛け時計から流れてくる音楽♪ ちょうどお昼の時間です.観光客しか来ないようなところでレストランに入るのは...と思いましたが,つぐみ横丁のレストランに入ることにしました.
入口のブドウ!?の葉っぱが素敵なお店(写真左側です).ここはホテル(Hotel Lindenwirt)ですが,食事だけの利用もできます.ここのお店は味も値段も普通くらい.ドイツっぽいものも食べられます(リューデスハイムでドイツご飯).アジア人団体客が集まり大音量で音楽がながれている店もあったので,そちらよりはましだったと思います.
ドロッセルガッセは,ライン川と直角に交わる通り.ライン川を背につぐみ横丁を歩くとオーバー通り(Oberstraße)に突き当たります.
この通りにはお土産屋さんやレストランの他,ケーブルカー乗り場や楽器博物館の建物ブレムザーホーフ(Brömserhof)があります.
ケーブルカーに乗る前にちょっとお買い物♪
リューデスハイムのワイン専門店「Prost Weinhandel」
住所:Oberstraße 39, 65385 Rüdesheim am Rhein
URL:http://www.prostweinhandel.net/
ケーブルカー乗り場近くのお店.
入口の大きな樽,日本語も書かれた看板が特徴的なお店.
日本人スタッフが在住しており,日本語で説明,購入手続き,発送手配などしてくれます.
建物も魅力的で,1613年に建てられた歴史のあるワインセラーだそうです.
ワインの試飲もできるので,気に入ったワインを購入できそうです.ネットで購入できますが...日本での店頭販売はしていないワイン.ちょっと珍しいので,お土産にも良いですね♪ でも,ネットで販売していない商品もあるので,リューデスハイムに来たら立ち寄ってみたいお店です.ワインジャムを購入できるのは,ここのお店でのみ.日本からネットで注文することはできません.
買い物が終わったので,ケーブルカーに乗ってニーダーヴァルト(Niederwald)記念碑へ.
Rüdesheimer Seilbahngesellschaft
営業時間:公式ページでご確認ください.
住所:Oberstraße 37, 65385 Rüdesheim am Rhein
SEILBAHN RÜDESHEIM:https://www.seilbahn-ruedesheim.de/en/
ちょうど団体客が来ていて,乗り口はとても混雑していました.切符はチケットオフィスでも購入できますが,写真左側に写っている券売機で購入できます.往復8ユーロです.クレジットカードが使えます.
ケーブルカーは片道もあります.また,隣り町Assmannshausen(アスマンスハウゼン)へのチェアリフトにも乗るかどうかによって価格が異なります.チェアリフトまではNiederwald monumentから1時間くらい(景色を楽しみながら)歩くそうです.ボートを組み合わせたツアーもあります.公式ホームページのTOURSで価格と詳細が確認できます.
ケーブルカーと紹介されていますが,2人乗りの小さなカゴ.
《ころ》「窓とが付いていなくてちょっと怖いね”」
《わん》「きれいな写真が取れるね♪」
ブドウ畑の真上を行くケーブルカーからも素敵な眺めを楽しめます.ケーブルカーができるまでは,鉄道がブドウ畑の中を通って人々を山頂へと運んでいたそうです.
山の上の駅には10分くらいで到着です.山頂駅にもカフェがありました.
Niedarwaldtempel(ニーダーヴァルトテンペル)という2006年に再現された建物.
もともとは1788年に伯爵が建てたもので,19世紀には偉人が集まる場所だったそうです.もう少し先へ進むと,高さ38mのニーダーヴァルト記念碑(Niederwald monument)があります.
1871年のドイツ帝国の再建を記念して1883年に造られました.記念碑のメインは女神ゲルマニア.台座部分委は皇帝ヴィルヘルム1世や200人もの群像がブロンズレリーフにデザインされています.
女神像が見下ろしているのはリューデスハイムのぶどう畑とライン川.
良い眺めです.
リューデスハイムはドイツのワイン生産地域の中部です.
南向きのワイン畑,そしてライン川の水面が反射する光.太陽の光を十分に浴びたブドウが美味しいワインの秘密だそうです.主に生産されているのはリースリングという品種のブドウで,そのブドウから白ワインが作られています.町のレストランでは地ワインを楽しめます.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ドイツ
ヨーロッパ中央部に位置するドイツは16の州から成り,ライン川やエルベ川といった国際河川が流れている.
自動車や化学産業の分野で高い技術を持ち,EU最大の経済規模を誇る. 2011年に公表した「ハイテク戦略2020行動計画」では,インターネットを利用し工場や企業,さらには異なる産業間をも相互接続することによりドイツ全体を一つの工場として機能させ生産性を高めることが示されている.
ヨーロッパへの難民流入に寛容な態度をとったドイツであったが,2018年頃からは難民排斥を訴える政党が躍進したり,難民の増加に伴う教育機関のひっ迫が問題となったりしている.
EU原加盟国のひとつで,EUにおいてフランスとともに中心的な役割を果たしている.欧州中央銀行(ECB)はドイツのフランクフルトにある.
国名 | Federal Republic of Germany(ドイツ連邦共和国) | |
人口 | 8,245万人 | |
面積 | 約35.7万平方キロメートル | |
言語 | ドイツ語 | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Rüdesheim am Rhein:https://www.ruedesheim.de/en/