【訪問日:2019年9月】
観光の時間です.
今日はドイツの「ケルン(Köln)」でお散歩です.
ケルンカード(KölnCard)という観光カードがあり,ケルン市内の公共交通機関が無料になり,ミュージアムなどが50%引きになります.
街の地図は有料.大聖堂の近くにあるインフォメーション(Kardinal-Höffner-Platz 1)で50セントでした.
Köln Messe/Deutz(ケルン・メッセ/ドイツ駅)
Kolm-DeutzでICEを降りた《わん》と《ころ》.ケルンの中心地まで歩いていくことにしました.
一つ前の駅はケルン中央駅とは異なり,利用客も少なく小さな駅でしたよ.
駅を出て右方向(Hohenzollernbrückeの方)へ歩いていくと,PANORAMAという建物がありました.
オフィスビルのようでしたが,何人もの人が出入りしています.「展望デッキがあるのかもしれない!行ってみよう♪」
KölnTriangle and KölnTrianglePanorama
トリアングルパノラマ(Triangle Panorama)
営業時間:
5月から9月は平日11-23(土日は10時から).10月から4月は平日12-20(土日は10時から).
住所:Ottoplatz 1,50679 Cologne
URL:http://www.koelntrianglepanorama.de/en/index.php
入場料は大人3ユーロ.5人以上の団体割引もありました.
展望デッキ28階へはほぼエレベーターです.最後に1階分くらい階段を上りましたが,展望デッキまで行くエレベーターが別の場所にありました.
展望デッキからはケルン大聖堂とホーエンツォレルン橋を眺めることができます♪
《ころ》「あ!ちょうど電車が通ってるよ♪」
ケルン大聖堂の方角だけではなく,360度の景色を楽しめます.
パノラマを楽しんだ《わん》達.再び大聖堂へ向かって歩きます.ホーエンツォレルン橋(Hohenzollernbrücke)には鍵がぎっしり...
もう鍵を付ける隙間は残っていません!
橋を渡ってルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)の横を通り過ぎると,大聖堂はもうすぐです.
ケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)と駅前広場.
中央駅の目の前がケルン大聖堂です.
ケルン大聖堂(Dom)
開館時間:6-21(11月から4月は19:30まで).礼拝やイベントの時は観光できません.
タワーは9時から.11月から2月は16時まで,5月から9月は18時まで,それ以外は17時までで,入場は終了時刻30分前までです.
住所:Dompropstei Margarethenkloster 5,50667 Köln
URL:http://www.koelner-dom.de/home/?L=1
世界遺産ケルン大聖堂.ゴシック建築のカトリック教会.
大きな大きな大聖堂.近くからだと大きすぎて全体が見えず...「大きさが伝わってこないね...」と《ころ》.
《わん》「高さは157mあるらしいよ」
《ころ》「やっぱり大きいね.」
大きな大聖堂の壁面には,繊細な彫刻が施されています.
お気に入りの彫刻が見つかるかもしれません.
大聖堂内部.塔や宝物館への入場は有料ですが,内部を見学するだけならタダです.
祭壇の後ろには黄金細工が施された棺があります.
ステンドグラスや床面の装飾も素晴らしいですよ♪
観光客が多く混雑していますが,自分のペースでのんびりと見学できます.
大聖堂から南の方向へ延びるメインストリート,ホーエ通り(Hohe Str).
買い物スポットでもあり,たくさんの人が歩いています.
ホーエ通りを300mくらい進み左折してObenmarspfortenへ入り少し歩くと,香水のお店ファリーナがあります.
赤い色のシェード(テント)が目印です.
Farina Duftmuseum(香水博物館)
営業時間:10-19(日曜は16時まで).
住所:Obenmarspforten 21, 50667 Köln
URL:https://farina.org/impressum/
300百年以上の歴史があるオーデコロン.
赤いチューリップがトレードマークの香水がファリーナ(FARINA).
フランス語でオーデコロン(ケルンの水)と名付けた調香師ヨハン・マリア・ファリーナ(Johann Maria Farina).彼は世界最古の香水工場を設立したと言われています.フランスへ持ち帰ったのはナポレオンだそうです.
香りの博物館は毎時行われているガイドツアーのみ(5ユーロ,約45分)とのことでした.《わん》「気軽に見学できないのは残念だね.」
年代物の香水瓶や,ファリーナ家の家具や陶磁器,貴重なアロマオイルが展示されているそうです.チケットはホームページで事前購入ができるようです.ガイドツアーには人数制限があります.休暇中だったりするといっぱいになるのかな...!? お散歩をした9月上旬は,特に混雑しておらず行ったときに申し込めば見学できる感じでした.
博物館を見学しなくても香水を買って帰ることはできます.サイズや入れ物の形など,数種類のファリーナが並んでいました.
ケルン旧市街
ファリーナのお店からライン川の方へ歩くと,旧市庁舎(Cologne City Hall)などがある旧市街エリア.
ケルン旧市庁舎の塔にはファリーナの像があるそうです.
「どれかなぁ!?」(写真に写っている)時計とは反対側の壁面に付いているみたいですよ.塔には130もの石像が装飾されています...
時計の真下には顔の彫刻があり,
舌が動く仕掛けなのだそうですが...《ころ》「ズーム機能なしで見えるかな!?」
カラフルな家と狭い路地が魅力的な旧市街.
レストランやカフェが集まるエリアですが,ベンチに座ってのんびりと川を眺めることもできます.
《わん》「KDラインの乗り場もあるね!」
《ころ》「もう一つの香水屋さんへ行ってみよう♪」
Dufthaus 4711
営業時間:9:30-18:30(土曜は18時まで),日曜休み.
住所:Dufthaus 4711
URL:http://www.4711.com/index.php/en/
4711のオーデコロンは,ドイツ全土のドラックストアでも扱っているそうですが...ケルンに来たら本店へ行ってみましょう♪
大聖堂の近くにも立派な店舗がありますが...
ここは本店ではありません!
本店はがあるのはGlockengasse.
「4711」は製造施設に付けられた番号.ケルンを占領したナポレオン軍は建物すべてに番号を付けました.
本店の壁にある仕掛け時計.「ナポレオンの行進かな!?」(写真は2009年に撮影したものです).
割り振られた番号,4711がオリジナルオーデコロンの名前となったのです.
ブランドとして登録したのは1875年のことですが,作られたのはもっと前のこと.1792年,ヴィルヘルム・ミュラー(Wilhelm Mülhens)がグロッケンガッセに工場を開き,“奇跡の水aqua mirabilis”の製造を始めました.“奇跡の水”とは修道士から授かった婚礼の祝いに記されていたものだそうです.当初は健康のために,ワインと混ぜたりして飲むものでした.
香りに包まれる店内.4711はファリーナよりも爽やかな香りだと思います.
200年以上もの間独自の製法を守り,オレンジやラベンダー,ローズマリーといった天然の植物素材だけで作られています.
昔からある香り(4711 Original Eau de Cologne)だけでなく,新しいシリーズ(NOUVEAU COLOGNE,ACQUA COLOGNE)もあり迷ってしまいます.アクアコロニアシリーズはアロマテラピーのように,“調和”“リラックス”“陶酔”...など,香りがもたらす効果も特徴となっています.
コロン以外にも,ちょっと大きめのハンドタオルやソープなどグッズも販売しています.
ケルン中央駅にも大きな広告が出ていますよ.
4711は日本でも扱っているお店が多いですが...ケルンへ行ったら本店に行ってみたいですね♪
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ドイツ
ヨーロッパ中央部に位置するドイツは16の州から成り,ライン川やエルベ川といった国際河川が流れている.
自動車や化学産業の分野で高い技術を持ち,EU最大の経済規模を誇る. 2011年に公表した「ハイテク戦略2020行動計画」では,インターネットを利用し工場や企業,さらには異なる産業間をも相互接続することによりドイツ全体を一つの工場として機能させ生産性を高めることが示されている.
ヨーロッパへの難民流入に寛容な態度をとったドイツであったが,2018年頃からは難民排斥を訴える政党が躍進したり,難民の増加に伴う教育機関のひっ迫が問題となったりしている.
EU原加盟国のひとつで,EUにおいてフランスとともに中心的な役割を果たしている.欧州中央銀行(ECB)はドイツのフランクフルトにある.
国名 | Federal Republic of Germany(ドイツ連邦共和国) | |
人口 | 8,245万人 | |
面積 | 約35.7万平方キロメートル | |
言語 | ドイツ語 | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
KölnTourismus GmbH:https://www.cologne-tourism.com/