【訪問日:2019年8月】
おやつの時間です.
今日はベルギーの「Liège(リェージュ)」でお散歩です.
ベルギー南東部に位置する町,リェージュ.
オランダのマーストリヒトから近い町で,日帰りで隣国の観光ができちゃいます.
ベルギーの首都ブリュッセルからは電車で約1時間ですが,オランダのマーストリヒトからは電車で約30分です.
リェージュでワッフル
有名な聖ポール大聖堂(Cathédrale St-Paul).
残念ながら工事中で,多くの部分が覆われていました.でも,《ころ》のお目当てはリェージュ風のワッフル.聖ポール大聖堂の前の広場に面したお店です.
リエージュワッフルの人気店「Pollux(Sandwicherie Pollux)」.
店内にはサンドイッチやサラダパスタのようなランチも並んでいました.ワッフルだけを買うならお店の外側からでも購入できます.
バニラ風味のワッフル(GAUFRES)は持ち帰りで2.5ユーロでした.シナモン味やチョコレート入りもあったと思います.チョコ入りは持ち帰りで3ユーロです.
温め直したワッフルを渡してくれます.
《わん》「同じものを2つ買ったけれど...焼き具合が全く違うね!!」
リェージュ風のワッフルは,ドーナツのようにずっしり食感で,生地自体が甘いです.
Polluxのワッフルは,その場で食べるというと3ユーロになると思います.「店内で食べると消費税(EUでは付加価値税VAT)が高くなるのかな!?」
お店のテラス席もありました.
ベルギーのワッフルは大きく分けて2種類.リェージュ風とブリュッセル風です.
2009年冬にブリュッセルをお散歩した時は,クリスマスマーケットのお店で2つを同時に味わうことができました♪ リェージュの有名なマーケット(日曜日にムーズ川の北側で開かれる朝市)にも,2種類のワッフルを販売するお店が出ていました!
「ヘントでベルギーワッフルの思ひで…」もご参照ください.
せっかくなので,他のお店でもリェージュワッフルを食べてみました♪
Polluxから(聖ポール大聖堂を背にして)Rue Vinâve d'Île通りを進むと,左手にチョコレートショップNeuhausがあります.その向かい側にあるのがパッサージュ「Passage Lemonier」です.
Passage Lemonnier 13にあるお菓子屋さんLe massepain du traiteur Jean-Marie
写真の右端に写っている,お菓子職人って感じのおじいさんがフランス菓子を焼いている♪...と思われる可愛いお店です.クッキーやマジパンのお菓子などもありました.
Polluxのワッフルよりは一回り小さいですが,甘い香りでいっぱいで,砂糖が溶けだした部分も美味しかったです.
パッサージュには洋服や靴を販売する店,アンティークショップなどがありました.お散歩をした時間帯のせいか,お客さんはほとんどいませんでした.営業していないお店や空き店舗もありました.パッサージュを抜けるとショッピングモールGaleria Innoがあるので,お客さんはそちらに集まっているのかもしれません.
リェージュの街はそこまで広くないし,ちょうど良い交通手段がないので,歩き回って観光することとなると思います.
歩いていると,ワッフル以外のスイーツもたくさん見かけました♪
ショーウインドーに美味しそうなケーキが並ぶお店があったり,チョコレートショップ(ノイハウスやレオニダスといった有名店)があったり,
リェージュのお散歩は,時々とても甘い香りに包まれます.
甘いお菓子を食べながらの休憩もいいですね.でも...ワッフルを2つも食べた《ころ》達は,これ以上甘いものを食べるのは良くないと思ったので,カフェはあきらめました.
《ころ》「甘くないものなら食べてもイイかな!?」
ベルギーのフライドポテト
En Neuvice通りをマーズ川へ向けて歩いていました.その通りが終わるころ,Rue de la Cité通りと交差するあたりで見かけたのは,ポテトフライの山.
ここはフライドポテトとバーガーのお店『Les frites en Neuvice』です.
URL:https://lesfritesenneuvice.com/
住所:Rue de la Cité 5, 4000 Liège
公式ホームページによると営業は木曜から日曜の限られた時間のようです.
フライドポテト(フリッツ)もワッフルと同様にベルギー名物なので食べてみました.
ノーマルサイズ,2.5ユーロ.
紙袋に入れられたポテト.この写真では,量が伝わりませんがたくさん入っていました.2人で食べてもお腹いっぱいになります.多いイサイズGrandeは3ユーロです.
大き目にカットされたフリッツは,しっかり揚っていて,外側はガリガリ.ケチャップやマヨネーズ,マスタード,自家製ソース...など有料ですがソースも選ぶことができます.フリッツには少しだけ塩が付いています.冷えるとカチカチになってしまうので,温かいうちに食べましょう!!
【フリッツ(Frites)】
フライドポテト,フリッツ(Frites)はベルギー生まれ.ベルギー国内にはフリッツ専門店がいくつもあります.
太めに切ったジャガイモを2度揚げしているフリッツはカリカリでホクホク.フリッツ専用のジャガイモ品種もあるそうです.ベルギーの人はたっぷりのマヨネーズをつけて食べるのだとか.そのせいかポテト自体の塩味は控えめです.
フリッツはステーキやムール貝の付け合わせとしても定番です♪
ムール貝(Mosselen/Moules)もベルギー名物料理.ポットにたっぷり入ったムール貝は,おいしいのでパクパク食べてしまいます.白ワイン蒸し以外にも,そのまま(塩味)で蒸したものやトマト味で仕上げたムール貝もあります.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ベルギー
北はオランダ,南はフランスなどと国境を接している.
北部(オランダ語圏)フランデレン地域と南部(フランス語圏)ワロン地域,首都ブリュッセルで構成されている.東部にはドイツ語を話す地域もある.ブリュッセルは北部地域にあるがフランス語を使う人が多く,駅や通りはオランダ語・フランス語が表記されている.ブリュッセルにはEU主要機関やNATO本部が置かれている.
世界的に有名なチョコレートメーカーが多く王室御用達ブランドは日本でも人気.ワッフルやビールなど食文化の豊かさも多くの観光客を惹きつけている.
ベネルクス(ベルギー,オランダ,ルクセンブルクの3ヵ国)は経済的な結びつきが強く1960年にはベネルクス通商協定が結ばれ,欧州共同体の基礎となっている.
国名 | Kingdom of Belgium(ベルギー王国) | |
人口 | 1,141万人 | |
面積 | 30,528平方キロメートル | |
言語 | オランダ語,フランス語,ドイツ語 | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
Province de Liège:https://en.liegetourisme.be/