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スウェーデン 「Eketrp」の思ひで…

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2016年8月】

 
観光の時間です.
今日はスウェーデンの「エーランド島(Öland)」でお散歩です.

 

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エーランド島南部,東側ののAlby近くにあるEketrp(エケトルプ)を紹介します.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Eketrp

 

Eketrp(エケトルプ)は先史時代の集落を再現した野外博物館です.Eketorps borgやEketorp fortressと表記されることもあります.

 

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西暦400年から550年ごろ,人の移動に伴いヨーロッパ各地では戦いが絶えませんでした.バルト海の貿易ルートに位置しているエーランド島は海賊のターゲットであり,軍事面においても戦略的な重要地でした.平坦な地形のエーランド島は攻められやすかったため,人々はシェルターの役割をも果たす要塞を建設したのです.ほとんどの要塞は破壊されて廃れていきましたが,いくつかは再建されました.Eketrpは中世前期に軍事要塞拠点として使われた要塞のひとつです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain エントランス

 

入場料は80SEK(大人)でした.エントランスの建物は,ショップでもあり,エケトルプに関する本も販売していました.英語版は...少しあった気がします.ドイツ語版の本はいろんな種類がありました.昔のアクセサリーを再現して作られたお土産もありましたよ.また,ハチミツやジャム,(お菓子の)チップスもありました.これらは地元で作られたものだそうです.

チケットを購入するエントランス兼ショップから,城の入り口までが遠いぃ...

 

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時代をさかのぼるかのような看板が立てられていますが,すでに疲れ切っている《わん》は楽しくなさそうです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 城壁内

 

3分くらい歩いたかなぁ!? やっとたどり着きました.

 

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門をくぐると...小さな建物がいくつもあります.エケトルプでは様々な年代の建物が再現されており,鉄器時代(Iron Age)から中世(Middle Ages)における変化を見ることができます.ちなみに最初にくぐった門は鉄器時代から使われているメインの入り口で,中世の時代に塔が加えられ強化されたそうです.

 

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城壁に囲まれた敷地内では細かい部分まで当時が再現されています.

 

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ちょうど羊がいるあたりは,Eketorp Iと分類される西暦300年頃に要塞が建てられた場所なのだそうです.

円形の敷地を持つ要塞の中心部分にある建物はミュージアムになっています,2万4000点もの品が展示されているのだとか.

 

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展示の中心は1960年から70年代の調査で発掘された品々です.鉄や動物の骨・角などで作られた生活道具やアクセサリーが展示されていました.フィルムでの解説や模型,パネルでの展示もありましたよ.時代を経るにつれて強化されたエケトルプ要塞の模型や当時着ていたと考えられている服のレプリカ,石で築かれた基礎部分の一部などもありました.展示物の下に書かれている解説はスウェーデン語とドイツ語でした.ドイツ人観光客が多いようです.


敷地内には,石で作られた鉄器時代の家,木材が中心の中世のログハウスなどが当時の手法で建てられています.

石で作られた建物はEketrp IIと分類される西暦400年から700年頃のものです.エケトルプは要塞でしたが,人々が住み,生活している場所でもありました. 

 

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ここは6から8人くらいの人が住んでいたと考えられている住居です.壁際にはベッドやベンチとして使える家具が据え付けられていました.

 

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女性が家族のために服を作る織機が備え付けられていたと考えられる家の壁も再現されています.屋根のあるこの建物は現在,ツバメの住みかとなってます.

Eketrp IIIと分類される1000年から1200年ごろの家です.

 

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こちらの住居の壁は木で作られていました.ミルクを拡販するような樽状の生活雑貨も置かれていました.《ころ》「チーズとかバターを作っていたのかなぁ!?」

建物はもちろんのこと,スタッフの服装や動物たちまで...城壁の中は当時の姿が再現されており,ブタやヒツジは敷地内を自由に動き回っています.夏には中世の時代にタイムスリップしたかのような体験ができるそうです. 

 

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シーズン中にはパンを焼いたり,金属を加工したりと当時の生活風景も見ることができるのだとか.矢を射ってみたり鎖かたびらなどの武具を着てみたりもできます.また,ガイドツアーも行われ鉄器時代や中世のことについて詳しく教えてもらえるそうです.

お散歩をした日は8月下旬でしたが,ちょうどシーズンが終わったころのようで,パンを焼く姿などを見ることはできませんでした.《わん》「だから入場料が安かったんだね.シーズン中は120SEKらしいよ.」村人役のスタッフさんも数人しかいません.でも,ひとつ体験できるコーナーがありました.

 

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弓を体験できるコーナーです♪ 《ころ》は体験させてもらいました.
お兄さんに教えてもらった通りに矢を射ると…なんと的に当たりました!! 的の中心ではなかったけれど,しっかり刺さりました.矢を射るには結構強い力が必要でした.弦(つる)の部分が麻ヒモのような素材でできていたので,右手の2本の指が少し痛くなりました.

城壁に登ることもできます.城壁の高さは5mほどあったと考えられています.城壁の下の層にはオリジナルの石が使われているそうです.

 

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《わん》「...戻らなくちゃね...エントランスまで.」帰りもてくてく歩きます.いい天気でよかった!

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

  


【今回の観光地】

Eketorp

Eketorpsvägen 386 64 Degerhamn(Eketorp)

営業時間:
6月20日から9月4日.11:00-17:00くらいまで営業していますが,詳細は公式ホームページでご確認ください.日によって営業時間や入場料が異なります.

公式URL:http://eketorp.se/

ホームページはスウェーデン語ですが,英語版のPDFを見ることができます.

 

【エケトルプへのアクセス】
エーランド島の南端Ottenbyからは15㎞くらい.東岸側の136号線に入り北上します.Eketorpは海沿いではないので,途中で左折します.Eketorpへの茶色い看板も出ています. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain スウェーデン

 

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スカンジナビア半島の東側に位置するスウェーデン.北西部のノルウェーとの国境にはスカンジナビア山脈があります.国内には約9万もの湖沼が存在し,またストックホルム群島(Stockholms skärgård)には2万4千もの島々が点在するなど独特の地形を有しています.

国土は南北に細長く,国土の約14%は北極圏に位置し,夏至前後の1-2ヵ月は太陽が沈みません.北部の冬は7ヵ月にも及びます.一方,南部は北大西洋海流の影響を受けるため高緯度にもかかわらず比較的温和な気候です.人口の90%は南半分に居住しています.
1995年にEUへ加盟しましたが,通貨統合への参加は見合わせており,ユーロは導入していません.スウェーデンの中央銀行リクスバンク(Sveriges Riksbank)は,1668年に誕生した最古の中央銀行として知られています.

 

国名 Kingdom of Sweden(スウェーデン王国)

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人口 968万人
面積 約45万平方キロメートル
言語 スウェーデン語
通貨 スウェーデン・クローナ(SEK)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店. 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

新世紀シリーズ「スウェーデン」(ISBN 88-476-1805-3),Casa Editrice Bonechi.

在日スウェーデン大使館公認 観光情報サイト:http://letsgo-sweden.com/

guidebook sweden:http://www.guidebook-sweden.com/en

visitsweden:http://www.visitsweden.com/sweden/

Öland:https://www.oland.se/en