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スウェーデン「ストックホルムの市庁舎」の思ひで…

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2012年9月】

 

観光の時間です.
今日はスウェーデンの首都ストックホルム「Stockholm」でお散歩です.

 

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スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)は14の島々で構成されています.


《りん》からのメールは「ノーベル賞の受賞記念晩餐会が行われるストックホルム市庁舎を詳しく見てきてね」でした.詳しくは大変です.早速行ってみましょう.ストックホルム市内の主な名所は歩いていくことができます.おさんぽスタートです.

市庁舎があるのはクングスホルメン島(Kungsholmen).「王様の島」という名のクングスホルメン島はストックホルムの西側に位置する比較的大きな島です.この島の東端に市庁舎があります.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 市庁舎(Stadshuset)

 

1923年に一般公開された赤レンガづくりの市庁舎はストックホルムのシンボルです.

 

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一般市民の募金から調達した資金で建設された市庁舎には,ファザード(正面及び側面)部分だけでも800万個のレンガが使われているそうです.

市庁舎内部はガイドツアーでのみ見学できます.
大人100SEK(11月から3月は70SEK)で,英語とスウェーデン語のツアーがあります.ストックホルムカードで入場料が無料になります.
午前中のみの営業となったり,ツアーが行われなかったりする日も頻繁にあるようなので,観光に行く際はホームページ(Tours of the City Hall )で確認してください.

 ガイドツアーでは,ノーベル賞の晩餐会が行われる「青の間」やパーティーが行われる「金の間」の見学も見学できるようです.

 

【ブルーホール(Blå Hallen)】

 

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毎年12月10日(ノーベルの命日)にノーベル賞受賞者祝賀晩餐会が行われるブルーホール.《わん》は嬉しくなって,さっそく記念撮影です.

晩餐会には1300人程のゲストが集まるそうです.とっても広い空間ですが,テーブルや椅子が入ることを考えると,ちょっと大変そうです.

大理石の床と赤レンガの美しい壁で有名なブルーホール.なぜ「青」なのでしょうか?
その理由は設計段階から普及していた呼び名「ブルーホール」がそのまま残っていることにあります.もともとこのホールは全体を青色で塗ることになっていました.しかし,レンガの工程が仕上がった際,建築家ラグナル・エストベリは赤レンガのもたらす効果に魅了され青く塗る計画を中止したのだそうです.
美しい赤レンガ造りのホールとなりましたが,人々の間で定着していた呼び名「ブルーホール」が残っているのです.

また,このホールには1万本のパイプを備えるヨーロッパ最大のパイプオルガンがあります.

 

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天井近くに写っているのがパイプオルガンの一部です.

 

【金の間(Gyllene Salen)】

 

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市庁舎の2階に位置する金の間も見所のひとつです.ここでは舞踏会が行われるのだとか.
このホールで最も目を引のがEinar Forseth作のモザイク.
北側の壁,一面を飾る「メーラレン湖の女王」は金箔を張ったガラス片が1900万枚使われています.

 

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人が多くて,よく写っていませんが...下の方(女王の足の左右)に注目してください.

彼女は世界の中心に位置しており,向かって左側には西欧諸国を表す絵がデザインされています.自由の女神やエッフェル塔も描かれていました.向かって右側にはオリエントの世界,つまり東洋を表す絵がデザインされているのだそうです.ゾウやトルコの旗が描かれていました.
「メーラレン湖の女王」は印象が強く,忘れられない作品です.スウェーデンにこのようなデザインの物があるんだぁ...と思いました.「メーラレン湖の女王」だけではなく,黄金の間は柱など全体的に金の装飾が施されています.赤レンガとは違った美しさを持つホールです.

 

【議会の議場】

 

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ヴァイキング・ルネッサンス様式で作られたこの議場では,月に2度,市議会の討議会が行われるそうです.
注目は天井です.

 

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古代ヴァイキングの家屋の屋根を再現したものです.
議会中にぼんやりと天井を眺めていることもあるのだとか...こんなに美しい装飾なら見とれてしまうのも仕方がないかも...

 

【王子の通廊(Prinsens Galleri)】

 

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こちらは市議会の議場です.

このホールに飾られているのが「ストックホルムの岸辺」というフレスコ画です.
メーラレン湖からの眺めを描いたものだそうです.市庁舎はスウェーデンで3番目に大きいメーラレン湖に面しているのです.


床も天井も壁も...見所いっぱいの市庁舎です.
ガイドツアーで見学できるのは市庁舎内部だけではありません.

 

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市庁舎の小塔にもガイドツアーがあり,中にある博物館や,塔の上からの眺めを楽しむことができます.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 市庁舎のお庭

 

塔のツアー開始まで少し時間があったので,湖水に接する市庁舎南側の庭とテラスをお散歩しました.

 

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手入れされた芝や小さな噴水が有り,ベンチでのんびりくつろいでいる人もいます.
今日は青空がとってもきれいです.

庭園には20世紀のスウェーデンの彫刻家Carl Eldhらの彫刻作品も置かれています.例えば南側ファザードのテラスの欄干には「ダンス」を表す女性像,「歌」を表す男性像があります.

 

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こちらは「ダンス」を表す像の写真です.

市庁舎は南側のテラスだけではなく,塔の東側や北側にも彫刻があり,美しい庭園となっているようです.

 

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 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 市庁舎の塔

 

5月から9月の間であれば市庁舎の塔に登ることができます.塔に登る際もツアーに参加する必要があります.

 

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ツアーは,9:15から15:55に40分間隔(6月から8月は時間を延長して営業)で行われています.それぞれのツアーで参加できるのは30人までで,事前予約はできず,その日にチケットを購入する必要があると思います.価格は40SEKです(ストックホルムカードがあれば無料となります).

最初はエレベーターを利用できますが,途中からは狭い階段を登って行きます.

 

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塔の中は展示スペースが設けられています.

 

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右の写真は巨大な聖エリク像です.本当に大きくて驚きました.
でも...ゆっくり見学している場合ではありません.頂上を目指し,徐々に狭くなる階段を登らなくてはなりません.

 

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結構疲れますが...
高さ106mの塔からはストックホルムの景色を楽しむことができます. 

 

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ちょうど電車も通っています.歴史的な建物と近代的な建物の両方を見ることができました.
頑張って登った甲斐があります.

 

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ストックホルムの街並みを背景にした《わん》のselfie写真...ぼやっと写ってしまいました.


そういえば,市庁舎の地下にはレストランがあり,予約をすればノーベル晩餐会メニューを食べることができるのだとか.
きっと高級なんだろうなぁ...でも,今度お散歩するときは予約をしよう♪...かな.

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

【今回の観光地】

Stockholm City Hall

Ragnar Östbergs plan 1, Stockholm, Sweden

 

URL
http://international.stockholm.se/the-city-hall/

 

【Stockholm City Hallへのアクセス】

 ストックホルム中心部は歩いて観光できます.ストックホルム中央駅や宮殿から歩いて5-10分です.バスの場合は,3番か62番のバスで「Stadshuset」下車.市庁舎の目の前に止まります.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain スウェーデン

 

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スカンジナビア半島の東側に位置するスウェーデン.北西部のノルウェーとの国境にはスカンディナビア山脈があります.国内には約9万もの湖沼が存在し,またストックホルム群島(Stockholms skärgård)には2万4千もの島々が点在するなど独特の地形を有しています.

国土は南北に細長く,国土の約14%は北極圏に位置し,夏至前後の1-2ヵ月は太陽が沈みません.北部の冬は7ヵ月にも及びます.一方,南部は北大西洋海流の影響を受けるため高緯度にもかかわらず比較的温和な気候です.人口の90%は南半分に居住しています.
1995年にEUへ加盟しましたが,国民投票の結果,通貨統合への参加は見合わせており,ユーロは導入していません.
スウェーデンの中央銀行リクスバンク(Sveriges Riksbank)は,1668年に誕生した最古の中央銀行として知られています.

 

国名 Kingdom of Sweden(スウェーデン王国)

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人口 968万人(日本の約0.08倍)
面積 約45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)
言語 スウェーデン語
通貨 スウェーデン・クローナ(SEK)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2014)「データブック オブ・ザ・ワールド 2014年版」二宮書店.

「ストックホルム決定版ガイドブック」,ISBN 978-88-476-1860-2.

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Eurostat:http://epp.eurostat.ec.europa.eu/portal/page/portal/eurostat/home/
在日スウェーデン大使館公認 観光情報サイト:http://letsgo-sweden.com/