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スロベニア 「Blejsko Jezero」の思ひで…

SLO:スロベニア 観光

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2013年8月】

 

観光の時間です.
今日はスロベニアの「ブレッド(Bled)」でお散歩です.

 

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人気の湖畔リゾートでもあるブレッドは,断崖の上に立つブレッド城(Blejski Grad)と湖に浮かぶブレッド島(Blejski otok)が主な観光スポットです.ブレッド島には聖母被昇天教会(Cerkev Marijinega vnebovzetja)が建っています.

氷河湖のブレッド湖は,周囲6kmほどの大きさで,湖沿いを歩いて観光する人もいるようです.エメラルドグリーンの水面をのぞき込むと魚たちが泳いでいました.雲も映り込んでいてとても美しいです.

 

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遠方にはトリグラウ山やストル山が広がっており,とても良い景色です.
2864mのトリグラウ山(Triglav)はスロベニア最高峰の山です.スロベニアの国章には白色でトリグラウ山が描かれています.盾形の国章は国旗の左上にデザインされています. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain プレトナでブレッド島へ

 

まずはブレッド湖に浮かぶブレッド島(Blejski otok)へ行ってみることにしました.
「プレトナ(Pletna)」という伝統的な手漕ぎボートで小島へ向かいます.

 

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とても長い木の板が立てかけられています.これがオールです.このオールを使って,一人の人が一隻のボートを操ります.


プレトナの起源は1590年に遡ることができるそうです.ボートを漕ぐ専門的な仕事はとても尊敬されており,何世紀にもわたって代々,受け継がれてきたそうです.プレトナをあやつるには「stehrudder」という特別なテクニックを要するのだとか.

 

ボート乗り場はブレッド湖の周りに何箇所か設置されています.ボートの近くで,「乗りたいなぁ...」みたいな顔押していると,おじさんが話しかけてくれます.でも,人が集まらないと出発しないようです.
今回は,ツーリストインフォメーションの近くから乗りました.

 

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人が集まったら,なんとなく出発です.
お客さんが集まってきました.置いていかれないようにボートに乗り込みます.

ボートは往復12ユーロでした.チケットの価格の部分が手書きなので,頻繁に価格が変わる可能性があります.片道30分くらいです.おじさんの手漕ぎでのんびりと進んでいきます.

 

プレトナに乗ると,エメラルドグリーンの水面がすぐそばに♪小魚も鴨も泳いでいます.

 

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そして,人も泳いでいました.

ボートのオールは先端だけが水をつかむ構造ではなく,長方形の板のような形状でした.また手で握る部分が丸く握りやすそうな形をしていて,特徴的でした.
おじさんは,2つのオールをもち,立ったまま船を前に押し出すように漕いで行きます♪ 

 

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歌を歌ったり,景色を紹介したりするわけでもなく,ただひたすら漕ぎ続けます.


ブレッド島に到着すると,30分の自由時間が与えられます.意外と短いです.綺麗な景色を眺めて,ゆったりしたいところですが,のんびりしている暇はありません!!

小島に建つのは聖母被昇天教会(Cerkev Marijinega vnebovzetja).

 

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17世紀半ばに改築され,現在のような姿になったようです.
その教会へは階段を登って行きます.ここで結婚式を挙げる際は,新郎が新婦を担いでこの階段を上ることになっているそうです....教会までは99段の階段があります.

 

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この階段を,登るのかぁ....

 

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教会で一休みです.
教会への入場料は3ユーロだったと思ったのですが,教会とベルタワーへの入場料は大人6ユーロとなっていました(2014年7月).
聖母被昇天教会は,天井からロープが垂れ下がっています.どうやら,これを引っ張って鐘を鳴らすようです.

 

=ブレッド湖のSunken bell伝説=

昔,ブレッド城に若い女性(Poliksena)が住んでいました.彼女の夫は強盗に殺害され,ブレッド湖に投げ込まれてしまったのです.
夫を殺され,悲しみに打ちひしがれたその女性は,金銀を集め,夫への想いを込めて鐘を鋳造しました.しかし,その鐘は島へ運ぶ途中に嵐に遭い,湖の底へ沈んでしまったのです.

絶望した未亡人は,全財産を売り払い,島に新たな教会を建てました.自らはブレッドを去り,ローマで修道女として余生を過ごしたのです.

彼女の死後,ローマ法王がこの話を耳にしました.彼女の不運を悼み,また修道女としての彼女の善行を聞き,新たな鐘を鋳造したのです.

鐘を鳴らすときに彼女に願いを伝えれば,その願いは叶うと言われています.


3回鳴らすと願いが叶うのだとか...

 

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みんなと同じように,ロープを引き鐘を鳴らしました.


ブレッド島は小さな島ですが,お土産屋さんもありました.アイスを食べている人もいましたが,そんな時間はありませんでした...

 

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帰りのボートの時間です.
島でゆっくり過ごし,3つのベルがある54mの塔に登るのであれば,自分でボートを借りて漕いで行ったほうが良いかもしれません.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ブレッド城

 

湖面から約130mの断崖にそびえ建つ古城.スロベニア最古の城と言われています.1511年に地震で被害を受けるなど,何度か復元作業や改装が施されています.

 

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歩いて登ることも出来ますが,今回は車で登りました.徒歩では急な坂道を登る必要があるようです.お城には駐車場があります.


お城の内部も坂道や階段です.

 

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車で上まで登ってきて,良かった...

ブレッド城には,博物館や印刷所,鍛冶工房,ワインセラー,レストランといった施設があります.
お城の前に設置されている案内版を見ると21時頃まで空いているとのことだったので,19時頃行ってみましたが,実際はすべての施設が空いているわけではなく,見学できたのは博物館だけでした.

 

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ブレッド城への入場は大人8ユーロでした.

...大人9ユーロに値上げしたようです(2014年7月).

 

せっかくなので,ここのレストランで夕食です.

 

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左の写真は,ウォーターメロングラニータ.スイカ味のシャーベットです.サッパリ味で美味しかったです.

ジョンドリー(John Dory)という魚を用いた料理を注文しました.出てきた料理は右の写真です.白身のお魚はジョンドリーはタラのような味でした.季節的な要因もあると思いますが,脂が乗りすぎておらずさっぱりとした味でしたよ”
ジョンドリーとは的鯛(まとうだい)のことなのだそうです(「神港魚類株式会社」 ).フランスではsaint-pierre(サン・ピエール)と呼び,ムニエルとして料理されることが多いそうです.

 

ご飯を食べながら夜になるのを待ち,お城の庭からブレッド湖の夜景を眺めました.
たくさんの光があるわけではありませんが,夜景も綺麗でした.ヨーロッパの夏は日が長いので,21時時頃になると夜景が楽しめると思います.

でも,真っ暗になってしまうと,湖も真っ暗になってしまいます.ブレッド湖と周辺の景色,ブレッド島を見るのであれば,明るいうちが良いかもしれません.

 

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スロベニアを代表する景色,湖に浮かぶブレッド島を眺めることができます.


ブレッドの町はどこも観光客でいっぱいです.
インフォメーションの近くにあるショッピング街には,何件かお店があり,お土産品や洋服などを販売していました.規模は小さいですがスーパーマーケットもありました.

 

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ポストカードを見ていると,(ちょっと古い写真ですが)冬のブレッド湖の光景を絵葉書にしたものもありました.凍っています.そして,歩いてブレッド島へ渡っていそうな写真です.
冬もお散歩に来てみないとなぁ"

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

【ブレッド湖へのアクセス】
リュブリャナから自動車で約40分.ウイーンからだと6時間くらい.
高速道路A2(またはE61)を北西の方向,Villach方面へ行きます.3番の出口Lesceで降り,209号線に入り5-6分です.なお,スロベニアの高速道路を走る場合はビグネット(またはVinjeta:ヴィニエッタ)が必要です.

在スロベニア日本大使館によると,ビグネットの料金は1週間有効:15ユーロ,1ヶ月間有効:30ユーロ,1年間有効:110ユーロです.スロベニア国内や隣国との国境付近にあるガソリンスタンドでも購入できます.

バスを利用するとリュブリャナから80分程度,のようです.リュブリャナから電車でも行くことができますが,ブレッド湖の近くに駅がなかったり,乗り換えが必要だったりする場合があるようです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain スロベニア

 

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イタリアの東側に位置するスロベニアは,オーストリア,ハンガリー,クロアチア,イタリアと国境を接しており,アドリア海に面する海岸線も有しています.
1991年に旧ユーゴスラビアから独立し,2004年にEU加盟を果たしました.2007年からユーロが使えるようになりました.

 

国名 Republic of Slovenia(スロベニア共和国)

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人口 206.1万人(岐阜県と同じくらい)
面積 2万273平方キロメートル(岐阜県の2倍くらい)
言語 スロベニア語
通貨 ユーロ(2007年に導入)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

「ガイドスロベニア」(ISBN 978-961-6414-58-6)
二宮書店編集部(2014)「データブック オブ・ザ・ワールド 2014年版」二宮書店.

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
BLEDホームページ:http://www.bled.si/en/
Eurostat:http://epp.eurostat.ec.europa.eu/portal/page/portal/eurostat/home/