【訪問日:2019年8月】
観光の時間です.
今日はオランダの「Maastricht(マーストリヒト)」でお散歩です.
マーストリヒトを流れる川,マース川(Meuse)のクルーズです.
マース川クルーズ
マーストリヒトを象徴する景色.
この橋は聖セルファース橋(St. Servaasbrug).オランダ最古の石橋のひとつで13世紀頃に造られたそうです.
《わん》「1930年まで他に橋がなかったから,名前がなくて,“橋”って呼ばれてたんだって」旧市街のある左岸と新市街ウィク(Wyck)のある右岸を結んでいます.その橋の近くから,マース川クルーズに出発です.
マーストリヒトでクルーズを行っているのは,レーデライ・スティップハウト社(Rederij Stiphout).
洞窟(the marl caves of Mount St. Pieter)へ行くツアーやマーストリヒト市内のバスでのガイドツアー,ベルギーのリエージュまで船で行く日帰りツアーなどがあります.
チケット売り場は旧市街近くのマース川沿い.
写真の煙突みたいなものの後ろにチケットオフィスがあります.Kesselskade通りにあるミッフィーショップの近くです.
今回のツアーは「Tour on the Maas」.大人10.5ユーロ,約50分間のクルーズです.夏の間は毎日,11時から17時の毎時00分に舟が出ています.
詳細はhttps://www.stiphout.nl/boottochten-en/individueel-families-en/rondvaart-op-de-maas-en
乗り場はチケット売り場のすぐ近く.購入した時に乗り場を教えてくれます.
お散歩をしたのは8月末.舟が出発する30分前くらいにチケットを購入しました.乗り場付近で待っている人が何組かいましたが,次のクルーズに乗れないほどたくさんの人が集まっているという感じではありませんでした.
クルーズ船はテラス席と室内の席がありました.
《ころ》「今日のクルーズは室内席で♪」飲み物や軽食を注文できます.しないといけない?
舟は南の方向へ進みます.
《ころ》「ホーヘ橋(Hoge Brug)をくぐったよ!」
クルーズ船からは見えませんが...
《わん》「そういえば,この橋の近くに地獄門(Helpoort)があったね」
1229年につくられた城壁.マーストリヒトに残る唯一のシティーゲートだそうです.
15世紀後半まで要塞の一部として活躍したこの門は,ペスト患者を追い出した門としても有名です.この門から患者を追い出し,門の外側で隔離したことから地獄門と呼ばれるようになりました.
「HELPOORT OPEN13:00-16:30」の看板があったので行ってみました.
石段を上って城壁の上!?へ行きましたが,特に何もありませんでした.
マース川クルーズに戻ります.
ホーヘ橋そしてその奥に位置する聖セルファース橋が遠くの方に見えています.
マーストリヒトの地名はマース川を渡った場所というラテン語に由来しているのだとか.
のんびりとした川のマース川.Sint Pieters hillの近くまで行って,折り返してくるクルーズ.
草ばかりで見どころの少ない,クルーズです.
でも,観光で歩き疲れた時は乗ってもイイかも.のんびり座っていられるので.
《わん》「一応英語のガイドが流れてるね.」
船は折り返しますが,もう少し先(南の方向へ)進むとベルギーとの国境です!
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
オランダ
西ヨーロッパに位置し北海に面する国.ドイツやベルギーと国境を接している.
国土の約26%が海面下の標高で,最高地点は323mという平坦な土地を持つオランダは,ダムや堤防の建設といった水利事業が古くから行われてきた.風車や水車も土地の干拓のために建てられ,国土を水から守ってきた.限られた土地を有効活用するため,また気候変動による海面上昇への対策として,水上での酪農と製品生産が行われている.主要港湾都市ロッテルダムの港には世界初と言われる水上酪農施設(Floating Farm)が開業(2019年6月).このように農業・酪農分野における技術革新が続いている国で,ICTを取り入れた先進的なシステム・搾乳ロボットなどを開発するLELY(レリー)社が有名.農産物の輸出はアメリカに次ぐ世界第2位で,園芸(花)の輸出大国としても知られている.アールスメール花市場は有名.
EC(欧州共同体)原加盟国.1992年,EU(欧州連合)の創設を定めた条約が採択されたのはオランダ南部の都市マーストリヒト.
国名 | Kingdom of the Netherlands(オランダ王国) | |
人口 | 1,718万人 | |
面積 | 約41,9万平方キロメートル | |
言語 | オランダ語,フリース語(フリースランド州) | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
Maastricht:https://www.visitmaastricht.com/