【訪問日:2018年8月】
観光の時間です.
今日はノルウェーの「キルケネス(Kirkenes)」でお散歩です.
ここはキルケネス(Kirkenes)という町.
ノルウェーの北,さらにロシアに近い東の方にある町.
大事なことは,飛行機を降りたら大多数の人と一緒に行動し,ちゃんとエアポートエクスプレスバス,Flybussenに乗ることです!!
飛行機でキルケネスへ
トロムソ(Tromsø)からキルケネス(Kirkenes)への飛行機移動.今回利用した会社はWiderøe.
長さ25.7mの飛行機の座席数は50.
《ころ》「ジェット機じゃないのは初めてだね!」座席は自由席でした.
ヴィデロー(Widerøe)航空はキルケネスとVadsøやAltaなども結んでいます.オスロ以外の町から飛行機でキルケネスに来る時は,便数・時間ともに選択肢の多い会社だと思います.オスロからキルケネスへはSASやNorwegianも運行しています.
《わん》「Widerøeの飛行機は直行便ではなくて,高速バスみたいにいろんな町に寄って最終目的地まで行く便もあるみたいだね!!」
空からみたキルケネスの町.
大きなビルがなく,ちょっと寂しそうな町です.
よく見るとフッティルーテンの船も来ています.キルケネスはノルウェー西海岸を行き来するフッティルーテン折り返し地点です.朝9時ごろにキルケネスに到着するフッティルーテンは昼12半には再びベルゲンに向けて出航します.毎日いろんな船がやってきます.フッティルーテンは16隻の船を所有しており,この日,来ていたのはMS Richard Withという船です.
キルケネス空港(Kirkenes airport(KKN))に到着.
同じ飛行機に乗っていた人が降りるので,混雑しているように感じますが,空港はすぐに空っぽになります.
「バスが来てる!これかなぁ?」「他にもバス乗り場があるから確認しよう!」
...と空港前をウロウロしていたら,さっきのバスは行ってしまいました.空港内はひっそりとしており,係りのおばちゃんが掃除を始めました.インフォメーションやカフェやショップはありません...英語での案内も見当たりません.
一応,バスの時刻や行き先が表示された画面があるのですが,そこにはあまり知りたくない情報が...
詳しい説明がないから良く分からないけれど,Kirkenesという町の名前が表示されたバスは4時間後.
《ころ》「もしかして,町に行くにはあのバスしかないのかな!??」《わん》「まだ何人か待っている人がいるし...きっとバスが来るよ」
大きなスーツケースを持った観光客らしき人たちが,何組か空港の前にいます.自動車で移動ということはなさそうです.
しばらくするとバスが着ました!
「あ‼ バスだ♪」
《わん》「行き先が違うから乗るのやめよう」
正解です.このバスではキルケネスの町へ行けません.
Vardø行きのバスに乗った人,車で迎えが来た人...キルケネス空港に残っているのは《わん》と《ころ》,そして事情を知らなさそうな北欧系っぽいお兄さん.
「ロシアとの国境の町で置いてけぼりなんて...」
お兄さんはスマホを操作してタクシーを呼びました!
《ころ》「お兄さんが呼んだタクシーの運転手さんにもう一台呼んでもらおう!」
もうバスを待つことはできません.運賃が心配ですが,タクシーで移動です.
「良かった...タクシーが来てくれた.」遠い遠い北の町で,置き去りにされるところでした.
革のシートのタクシーで快適に町まで移動です.町まで約26㎞.390クローネ(5千円)くらいでした.
キルケネスの町中,ショッピングセンターにはフライバスの時刻表が張ってありました.
《わん》「そういえば旅程担当の《りん》が言ってたね.」
《りん》「空港からのバスはオスロからのフライトに合わせて運行しているよ♪ ツーリストインフォメーションはないらしいから,ホテルのフロントとか博物館で地図とかをもらってね!」
キルケネスの空港.大事なのは飛行機を降りたら大多数の人と一緒に行動し,ちゃんとエアポートエクスプレスバス,Flybussenに乗ること!! 基本的にオスロ発着のフライトに合わせて運行しています.バスの時刻(https://www.flybussen.no/?dir=from)を確認してください!!
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2018)「ヨーロッパ経済とユーロ 補訂版」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/
Visit Kirkenes:http://www.visitkirkenes.no/
Kirkenes:https://www.visitkirkenes.info/
Cruise Norway:https://www.cruise-norway.no/