【訪問日:2018年8月】
観光の時間です.
今日はノルウェーの「オスロ(Oslo)」でお散歩です.
オスロフィヨルドの奥に位置する街,オスロ.オスロフィヨルド(Oslofjord)と呼ばれていますが,地質学上は湾なのだそうです.全長17kmにもおよぶ湾を囲むようにオスロの町があります.その岬の先端に造られたのがアーケスフース要塞です.
アーケスフース要塞(Akershus festning)
岩の上にそびえるルネサンス様式の城塞.ホーコン5世マグヌッソン王(king Håkon V)の命令により建設が始まったのは1299年のこと.現在残っているのは17世紀前半に改装されたもの.オスロフィヨルドを見学できるスポットとしても有名です.
要塞内にはアーケスフース城だけでなく,Resistance museumやArmed forces museumなどもあります.コンサートやパレード,祭りの会場になることもあります.
ビジターセンターでマップをもらえます.マップを持って要塞内を歩き回るだけでも50分くらいかかるそうです.要塞のガイドツアーもあります.
ビジターセンターには要塞の歴史を紹介した展示がありました.
ビジターセンターにはミュージアムショップもありました.
【アーケシュフース城(Akershus slott)】
王室の住居だったこともあるお城.
2018年は改装のため閉鎖されていました...オスロパスで入場料の100が無料になったのに...残念です.
《ころ》「湾の反対側(Aker Brygge)から見えていたのがお城かな!?」
2019年には見学が再開されるそうです!
戦略的に有利場所にある要塞からちょっと移動して,オスロの町が始まった場所に行ってみます.
Christiania torv
指さしの噴水がある広場.
広場”ですがのんびり過ごす場所ではなく,車やバスも通るので気を付けてください.
1624年の大火の後,クリスチャン4世(Christian IV)がアーケスフース要塞のあたりに町を移すことを決め,王の名からクリスチャニアと名付けました.彼は「新しい町はここに!」と指を指示したのだとか.
ここら辺はKvadraturen(クヴァドラテューレン)と呼ばれており,17世紀からの建物がいくつか残っています.
写真,中央奥に写っている赤茶色の建物はレストランGamle Raadhus.1641年,クリスチャニアの最初の市庁舎が置かれた建物です.1877年からは綴りが変わってKristianiaとなり,町の名前がオスロに戻ったのは1925年のことです.
今日はオスロの町の歴史を感じることのできる2つのスポットをお散歩しました.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ノルウェー
スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.
国名 | Kingdom of Norway(ノルウェー王国) | |
人口 | 525.8万人 | |
面積 | 約38.6平方キロメートル | |
言語 | ノルウェー語 | |
通貨 | ノルウェ-・クローネ(NOK) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2018)「ヨーロッパ経済とユーロ 補訂版」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Visit Norway:https://www.visitnorway.com/
VISIT OSLO:https://www.visitoslo.com/en/