ノルウェー「オスロの公園と博物館(その1)」の思ひで…

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観光の時間です.
今日はノルウェーの「オスロ(Oslo)」でお散歩です.

 

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オスロ市内からちょっと離れたところにある公園をお散歩します.
今日はThe University's Botanical Gardenにある大学の博物館とムンクミュージアムです. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Naturhistorisk museum

住所:Sars gate 1,0562 OSLO Norway
URL:https://www.nhm.uio.no/english/

 

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オスロ大学の施設で動物学,地質学の博物館と植物園があります.Geological Museumは改装中でした.リニューアルオープンは2021年なのだとか.でも,展示物の一部は隣り合って建っているZoological Museumに展示されています.

 

【植物園(Botanisk hage)】

3月15日から10月15日7:00-21:00(それ以外は17時まで). 

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1814年にできたガーデン.観光客だけではなく,オスロ市民の憩いの場でもあります.

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《わん》「あ! 水だぁ」

犬たちにとっても,のんびり過ごせる場所です.
ロックガーデンやハーブガーデン,ヴァイキングガーデンまであります.ヴァイキング船をイメージしたオブジェがあり,子供たちも楽しめるエリアになっているそうです.The Palm Houseという温室もあり,大きなスイレンや熱帯植物が鑑賞できます.広いので全部お散歩できませんでした.同じ敷地内にある大学の博物館へ行ってみます.

 

【Zoologiske og geologiske utstillinger】

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6月から8月は毎日10:00-17:00.
9月から5月は月曜休み.平日11:00-16:00,土日10:00-17:00.
祝日などで営業日,時間が変更になることがあります.

 

Robert Collett buildingという建物にあるZoological Museum.向かって左側の建物です.

入場料は120クローネです.オスロカードが利用できます.エントランスにはミュージアムショップもあります.本やガーデニンググッズ,植物のポスター,動物や恐竜のぬいぐるみなどがありました.蝶々みたいなのが入ったInsect pendantsは,このショップ限定だそうです.

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剥製の動物がいっぱいの博物館には,子供たちがいっぱいでした.
《わん》「日曜だからかな?」
霊長類の化石や恐竜の骨.金塊やいろんな種類の石もありました.
《ころ》「月の石もあったらしいよ! どこにあったかなぁ...」

ノルウェーの海岸沿いの生物を紹介したジオラマもあります.

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崖に巣をつくる海鳥.《わん》「パフィン(ニシツノメドリ)もいる!」《ころ》「混雑してるね!」スバールバル諸島(Svalbard)の動物を紹介したコーナーもありました.ノルウェーの自然だけではなく,ヨーロッパやアメリカさらにはアジアやアフリカ,オーストラリアなど地球全体が動物学的地域zoological areasに分けられて構成,展示されています.

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日本を代表する生物はオオサンショウウオです!
Zoological exhibitionsの展示は最新の研究に基づいた展示内容で,子供たちも楽しんで学べるように構成されています.

 

【アクセス】
メトロ(T-bane)を利用しTøyenで下車.トラム17番(Lakkegata skole下車)やバス20,31(Lakkegata skole下車),60(Tøyen kirkeまたはTøyen skole下車)でも来ることができます. 

 

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バス20番で来る場合の下車駅はMunch-museet.
大学植物園の向かい側にはTøyen Parkがあります.2つの公園の間にはムンク美術館があります. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ムンク美術館

Munchmuseet
住所:Tøyengata 53, 0578 Oslo
営業時間:5月中旬から9月上旬は10:00-17:00.
1月2日から5月8日,9月10日から12月30日は10:00-16:00.
URL:https://munchmuseet.no/

 

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Edvard Munch (1863–1944)

表現主義(expressionism)の先駆者と言われています.ムンクは絵画,グラフィックプリント,デッサンなどなど多くの作品を残したここでも有名です.1944年に亡くなった時,たくさんの作品をオスロ市に残しました.ムンクが寄贈した作品群が展示されているのがムンク美術館.1963年,ムンク生誕100周年を記念して開館した美術館です.

たくさんの作品を所有するムンク美術館は,展示内容を頻繁に変えることで多くの作品が目に触れる機会を増やしているそうです.そのためエキシビション入れ替えの時など美術館が閉館になることもあります.

 

ムンク美術館の入場料は大人120クローネ.オスロパスが使えます.

セキュリティーチェックがあり,ちょっと時間がかかりました.また,クロークのキー操作が難しいようで,みんな手間取っていました.ショップではメガネケースや塗り絵,ポストカード,本,鉛筆などを販売しています.

 

館内の写真撮影は可能です.

1フロアしかないので,展示されている絵画は限られています.説明を読んだりじっくり鑑賞したりするのにはちょうどいい展示数なのだと思います.

 

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貸出専用の解説冊子もあり,その場でじっくりと作品を鑑賞できます.ムンク美術館が所有する有名な作品は「マドンナ」と3枚の「叫び」です.ムンクの「叫び」という作品は5点以上あるそうです.

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《ころ》「有名な『叫び』の背景と似ている作品だね!」

映像(映画)コーナーもあり,ムンクの生涯や作品についてなど,時間によって異なる内容のフィルムが放映されています.

 

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フィルムプログラムは公式ホームページで各品できます.有料ですがオーディオガイドやガイドツアーもあります.
《わん》「国立美術館ではムンクの作品を観るのあきらめたから,今日はしっかり観ておこう」


今日お散歩したムンク美術館以外にも,作品を見る機会がオスロにはたくさんあります.
油彩画の『叫び』があるのは国立美術館(2020年にリニューアルオープン予定).
オスロ大学のAulaというホールはムンクの作品が彩っているそうです.でも,イベントがある時しか入れないそうです.
無料で見学できる場所もあります♪ 市庁舎オスロ空港です.
ムンクはたくさんの作品を残しているので,オスロだけでもいろんな場所で鑑賞できます.

Munch's art in Oslo:https://www.visitoslo.com/en/articles/munchs-art-in-oslo/

  

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

  


 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ノルウェー

 

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スカンジナビア半島の西に位置し,スウェーデン,フィンランド,ロシアと国境を接している.西側は長い海岸線となっており多数のフィヨルドがみられる.本土の北に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)もノルウェー領.南北に細長い国土は,北半分くらいが北極圏で,夏と冬で昼夜の長さが大きく異なる.フィヨルドと独特の地形を見せる山々,手つかずの自然,オーロラなど大自然の魅力に惹きつけられた人々が訪れる国.
EU加盟国ではないがEEA(欧州経済領域)に参加しているため,EUの単一市場にアクセスできEU加盟国と自由な交易を行うことができる.シェンゲン協定国でもあるため,エリア内の自由な往来も可能.主産業は石油,天然ガスでイギリスやドイツへ輸出している.天然資源からの収入は政府系ファンド「ノルウェー政府年金基金グローバル」に積み立てられており,外国企業に投資されている.GDPに占める割合は小さいが水産業も盛んで,養殖サーモンは日本にもたくさん輸出されている.

 

国名 Kingdom of Norway(ノルウェー王国)

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人口 525.8万人
面積 約38.6平方キロメートル
言語 ノルウェー語
通貨 ノルウェ-・クローネ(NOK)
時間 UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間)

 

 

【参考ホームページ・参照文献】

川野祐司(2018)「ヨーロッパ経済とユーロ 補訂版」文眞堂.
二宮書店編集部(2018)「データブック オブ・ザ・ワールド 2018年版」二宮書店.

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

Visit Norway:https://www.visitnorway.com/

VISIT OSLO:https://www.visitoslo.com/en/