【訪問日:2015年8月】
観光の時間です.
今日はラトビアの「Tukums(トゥクムス)」でお散歩です.
リーガから車で1時間くらいのところにある,小さな町.たくさんの花が咲く,手入れの行き届いた町です.
花で飾られた記念撮影スポットもありました.
トゥクムスは毎年夏にローズフェスティバルが開催されることでも知られています.夏の初めごろにはバラの香りが町いっぱいに広がるそうです.2016年は7月15日から17日に行われたのだとか.
お散歩をしたのは8月下旬なので,バラは咲いていませんでしたが町中には美しい花が咲いていました.
建物の壁に描かれていた花も印象的です.きっと,どんな季節に来てもカラフルな町なのですね”
町中のお散歩
インフォメーションにはラトビアの地域ごとのパンフレットも置いてありました.
平日は9:00-18:00で営業しています
(5月から9月の土曜は9:00-15:00,7月から8月の日曜日は10:00-14:00).
町の中心が噴水のあるこの場所.
Brīvības laukums(Liberty Square)です.ここは600年以上前から市場の開かれる場所でした.ベンチがあって,花が咲いていて...ゆっくり過ごせる場所です.周りにはカフェやレストランもあります.
広場の近くにあるのが“CastleTower”です.
トゥクムスで最も古い建物の一部です.リヴォニア騎士団のお城だったのですが,1277年に建設が始まったと考えられています.城を守っていた石壁の一部も少しだけ残っているそうです.現在はトゥクムスの町の歴史を紹介するミュージアムになっています.
月曜日だったので...ミュージアムは閉っていました.
住所:Brīvības Square 19a, Tukums.
営業時間:
(4月20日から10月20日)火曜から土曜10:00-17:00,日曜11:00-16:00.
(10月21日から4月19日)火曜から金曜10:00-17:00,土日曜11:00-16:00.
綺麗な青色屋根の建物は‟St. Nicholas Russian Ortodox Church”(Pils Street 13)です.
1871年に建設されました.豪華な内装と18世紀から19世紀にかけてのイコンを見ることができるそうです.が,見学には前もって連絡する必要がありそうです.
《ころ》「パスタ通りだって‼ 美味しそう”」
パスタ通りを歩いてみたのですが,普通の通りでレストランがあるわけでもありません.パスタ通りとパスタは関係ないんだ...《ころ》はがっかりです.
pastaとはラトビア語で「ポスト,郵便局」のこと.イタリア料理のパスタを表すのではありませんでした.
郵便局(pasta nodaļa)もありました.でも...pasta ielaにではなく,それと交差しているPils iela 20にありました.
《ころ》「なんか...くさいよね.」
トゥクムスの町中は花はきれいですが,馬糞臭い道が多かったです...パスタ通りもです.肥料をまいたばかりだったのかもしれません.写真でにおいが伝わらなくてよかったです.
郊外のお散歩
Durbes pilsという看板を見つけたので,行ってみることにしました♪ Durbes pilsはトゥクムスの町中から3㎞くらい離れています.
お城も閉ってる...月曜日なので,お休みです.
Durbes pils(Durbe Manor)は1671年に建てられた邸宅です.何度か再建されているため,現在の外観は19世紀後半から20世紀前半のデザインとなっています.開いていれば...家具や絵画,彫刻などを見ることができたようです.
住所:Mazā Parka Street 7
営業時間:
(4月20日から10月20日)火曜から土曜10:00-17:00,日曜11:00-16:00.
(10月21日から4月19日)火曜から金曜10:00-17:00,土日曜11:00-16:00.
Jaunmoku pils(Jaunmoku Manor)
リーガからトゥクムスへ向かう途中,気になる看板を見つけました.
《わん》「ここら辺にお城があるんだね” 帰りに寄ってみよう♪」
《ころ》「寄ってみよう,寄ってみよう.」
…と,話していました.トゥクムスの博物館は休館日で見ることができなかったので,途中で見かけたお城に行ってみることにしました.
Jaunmoku pilsはリーガとトゥクムスの間ではなく,トゥクムスよりも西側(リーガとは反対側)にあります.
Jaunmoku pilsはネオゴシックスタイルのお城です.
アールヌーボーの家具との調和が素晴らしいと評価されています.もともとはリーガの市長George Armitsteadの狩猟小屋として建てられたのだとか.
エントランスホールにあるのは100年以上前の陶磁器タイル製ストーブ.
130枚ものタイルが使われており,タイルにはリーガやユールマラの景色が描かれています.
各部屋の壁紙も印象的でした.
建物の歴史を説明するパネルやタッチパネルもありましたよ.
上の階はForest Museumとなっていました.
ラトビアの森林管理や狩りに関する歴史を見ることができ,学習施設としても機能しています.
昔の人が木を伐りだす姿を写した写真や,大きなのこぎりなどの道具も展示されていました.
月曜日も営業していて良かったです.入館料は大人2.5ユーロでした.
Jaunmoku pils
住所:Tumes parish Tukums region LV-3139, Latvia
営業時間:9:00-17:00
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
【トゥクムスへのアクセス】
リーガとトゥクムスは,70㎞くらい離れており,車で行くと1時間くらいかかります.A10(E22)で結ばれています.google mapで調べると,「A10経由のルートでは有料区間を通過します。」とありますが,料金所などはありませんでした.
ラトビア
バルト三国の真ん中に位置する国で,エストニア,ロシア,ベラルーシ,リトアニアと国境を接しています.また西側はバルト海(リガ湾)に面しています.
1991年に旧ソ連から独立し,2004年にはエストニア,ラトビアとともにEU加盟しています.ラトビアは2014年にユーロを導入しました.
ハンザ同盟の都市として発展した地が多く,文化面ではドイツやポーランドの影響が大きいと言われています.公用語のラトビア語はバルト系言語で,リトアニア語と同じグループに属します.キリスト教徒の多くは福音ルーテル派でありエストニアと同じで,カトリックの多いリトアニアとは異なります.
国名 | Republic of Latvia(ラトビア共和国) | |
人口 | 215万人 | |
面積 | 約6.5万平方キロメートル | |
言語 | ラトビア語 | |
通貨 | ユーロ(2014年に導入) | |
時間 | UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間) |
二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店.
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
ラトビア政府観光局公式ポータル:http://ww3.latvia.travel/ja
Tukums Museum:http://www.tukumamuzejs.lv/about-the-museum
Tourist Information Centre of Tukums:http://www.turisms.tukums.lv/index/vietas/