リトアニア 「Pažaislio vienuolynas(パジャイスリス修道院)」の思ひで…

 

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観光の時間です.
今日はリトアニアの「Kaunas(カウナス)」でお散歩です.

 

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バロック様式の修道院でヨーロッパの中でも特に美しい建物だと言われているバジャイスリス修道院.建築作業は1667年から1712年の間に行われました.当時,イタリアから招かれた芸術家により建てられたものなのだとか.イタリアの建築士Giovanni Battista Fredianiによってデザインされました.また,フィレンツェ出身の技術者Michelangelo Palloniなどによって監修され,完成までに60年もの月日を要したそうです.

 

  f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain バジャイスリス修道院へのアクセス

 

カウナスの町から10㎞くらい離れたところにあります.ガイドブックには5番のトロリーバスを利用と書いてあります.

 

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公共交通機関を利用する場合は,下車した駅から湖の方まで歩かなくてはならないので大変だと思います.カウナスでもらえる観光ガイドによると,夏はトロリーバス9番と12番で行くことができるようです.お散歩をした時にも修道院へ向かう道で12番と5番のトロリーバスを見かけました.8月下旬のことです.

《わん》と《ころ》はカウナスの町から車で向かいました. 

 

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途中にはこの看板がありますが,ここの道は思わず道なりに左に曲がってしまいます.看板を見つけたら一番右の車線に行きましょう.20分くらいで到着です.


車を止めてから,長い一本道を歩き...

 

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やっとメインゲートにたどり着きました.車で行っても歩く必要がありました...さらに,メインゲートの先には並木道が続いていました... 

 

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並木道を通り抜け,入口っぽいところへ行ってみると,そこはゲストハウス(ホテル)でした.教会を見学するためのエントランスではありません...ホテルの人によると,入口は向かって左側にあるとのこと.
メインゲートの写真で左側に写っている車がたくさん見えるあたりです.
分かりにくいので,PAZAISLIS CAMALDOLESE MONASTERYのサイトにある画像(http://www.pazaislis.org/data/img/File/PAZAISLIS%20MONASTERY.pdf)で説明します...

 

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入口は上の方の[7]と[10]の間あたりにあります. 

 

  f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain バジャイスリス修道院

 

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《わん》「これが入口かなぁ」
バジャイスリス修道院と言われている観光スポットは,修道院や教会が建つ(複合的な)施設で,シンメトリーに配置されています.それぞれの建物に歴史があり,地図上[7]のゲストハウスは第二次世界大戦時,ドイツ軍の病院として使用されていました.現在でも美しいフレスコ画が残っているそうです.


ゲストハウス[7]の裏手には庭があり,その向こうに教会[3]があります.上の方の[8]と示されている建物がオフィスで,ここでチケットを購入します.
入館料は4ユーロでした.教会内などでの写真撮影は禁止されています.建物の外での撮影は大丈夫のようです.

下の方の[8]と表示されている建物は小さなミュージアムです.修道院などの建物の歴史が紹介されています.ちょうど団体客と一緒になってしまい,ミュージアム内で身動きが取れなくなってしまいました.ゆっくりと展示を見ることもできない感じだったので,《わん》と《ころ》は外に出ました.

[3]と表示されている建物が教会(Church of The Holy Virgin Mary's Apparition to Elisabeth)です.

 

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大きくてうまく写真に納まらないのですが,2つの塔と6角形の丸屋根があります.
教会内壁を埋めるフレスコ画や漆喰による彫刻ももちろん素晴らしいですが,壁や天井の黒と薄茶の大理石が印象的でした.この大理石の装飾だけで20年を費やしたそうです.ポーランド産の大理石は円柱状の柱にも使われています.

団体さんが来ていたので...ガイドツアーでしか入れないような場所の扉が開いていました.せっかくなので...団体さんに混じって見せてもらいました.
《わん》「ラッキーだったねぇ♪」
その部屋は,木の彫刻で造り上げられた美しい部屋でした.大理石やフレスコ画のような華やかさはありませんが,落ち着いた空間です.


教会の周りを取り囲んでいる建物[5]が修道院(Northern and southern buildings of the Monastery)です.Monastery内の見学はできません.

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

【今回の観光地】

Pažaislio vienuolynas(Pažaislis Monastery)

T. Masiulio st. 31, Kaunas LT-52436, Lithuania.

火曜から金曜の10:00-17:00
土曜の10:00-16:00

公式URL:http://www.pazaislis.org/

 

【バジャイスリス修道院へのアクセス】

カウナスの町から車で20分くらいです.T. Masiulio g.に入ってからは道なりに進むと駐車スペースがありました.
トロリーバスで行くこともできます. 

 

(リトアニアでの運転)

速度制限は,街中:50km/h,郊外:90km/h,主要高速道路:110km/hです.ヘッドライトは常に点灯させる必要があります.高速道路は無料です.高速道路にはバス停が設けられていたり,Uターンレーンがあったり,側道を人が歩いていたりするので運転には注意しましょう.

(リトアニアの営業時間の表示)
リトアニアでは曜日にローマ数字を当てはめ営業時間を表示している店があります.Iが表すのは月曜日です.例えば「I-V, 8-22」と表示されていたら「月曜日から金曜日の8:00-22:00」という意味です.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain リトアニア

 

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バルト三国の1つでラトビア,ベラルーシ,ポーランド,ロシア(カリーニングラード)と国境を接しています.バルト海をはさんだ西側にはスウェーデンがあります. 1940年に旧ソ連邦に編入され,1990年ソ連からの独立宣言を議会で採択しました.2004年にはエストニア,ラトビアとともにEU加盟しています.リトアニアが2015年1月にユーロを導入したことで,バルト三国すべてでユーロが流通することとなりました. 公用語のリトアニア語はバルト系言語で,ラトビア語と同じグループに属します.宗教は主にカトリックで,文化面はポーランドの影響が大きいと言われています.

 

国名 Republic of Lithuania(リトアニア共和国)

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人口 291.6万人
面積 約6.5万平方キロメートル
言語 リトアニア語
通貨 ユーロ(2015年に導入)
時間 UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2015)『データブック オブ・ザ・ワールド 2015年版』二宮書店.

Danguolė Kandrotienė (2015)「Lithuania 100 places to visit」TERRA PUBLICA(978-9955-652-99-1).

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

DTACリトアニア観光情報局:http://www.dtac.jp/baltic_eeurope/lithuania/

True Lithuania:http://www.truelithuania.com/

KAUNAS TOURISM INFORMATION CENTER:http://www.kaunastic.lt/index.php/en/