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リトアニア 「Palanga(パランガ)」の思ひで…

LT:リトアニア 観光

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2015年8月】

 

観光の時間です.
今日はリトアニア西部の海沿いの街「Palanga(パランガ)」でお散歩です.

 

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リトアニアの西側,バルト海沿いにある町パランガは人気のリゾート地です.写真は,パランガを連想させる景色のひとつ「桟橋」です.ビーチや公園はたくさんの人で賑わっています.パランガには温泉治療施設もるため,夏だけではなく年間を通して保養地として親しまれているようです. 

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 目立たないインフォメーション

 

パランガの町に入りインフォメーションを探したのですが...道路標識の指示通りに進んでも,なかなか見つかりませんでした.人や車通りも多く,ちょっと大変だったので,とりあえず駐車場に車を止めることにしました.

 

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すると...インフォメーションでした.右奥に写っている建物です.運転中はここがインフォメーションだとは気が付きませんでした.インフォメーションはKretingos通りがVytauto(ヴィタウト)通りに突き当たるところにあります.インフォメーションの開館時間(夏)は平日9:00-19:00,土日10:00-16:00でした.


駐車場は1時間1.7ユーロ.《わん》は5ユーロで約3時間分のチケットを購入しました.パランガの公営駐車場は事実上ここだけです.パランガには小さな駐車場がたくさんありますが,ほとんどホテルの予約客専用でなかなか車を止められません.高速道路からパランガ市内に入るケースがほとんどだと思いますが,この駐車場までは一本道なので迷うことはないと思います.ここが空いていないときには,少し戻ったところにスーパーのMaximaがあります.駐車料金が少し高いですが,スーパーの駐車場は広めです.

インフォメーションの係りの人によると琥珀ミュージアムまでは歩いて行ったほうが良いとのこと.結構距離がありますけど….Vytauto(ヴィタウト)通りを歩いて琥珀ミュージアムへ向かいましょう.町の地図をもらって,お散歩の始まりです.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Palangos Birutės parkas

 

公園まではVytauto通りを10分くらい歩きます.
この公園を設計したEduard Francois Andreは著名な公園デザイナーで植物学者でもあるそうです.

 

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公園は広く101.3haもあるので...公園のエントランスにもインフォメーションがありました.ここでは公園内の地図をもらうことができます.

 

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きれいに整備された公園も観光スポットのひとつです.花壇や池,彫刻作品を見ながらのんびり歩くのも良いのかもしれません.広い公園内にあるのが「The palace of Count Feliksas Tiškevičius」現在の「Palanga Amber Museum」です.公園内を10分ほど歩くと...見えてきました. 

 

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あの立派な建物が琥珀博物館です.Feliksas Tiskevicius伯爵はパランガにいくつもの物件を所有しており,魅力的なパランガの町を作り出した人物です.さらに琥珀のコレクションも所有していました.その中には青銅器時代の工芸品もあり,もちろん琥珀博物館に展示されています.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Palangos Gintaro Muziejus(琥珀博物館)

 

琥珀はリトアニアではジンタラス(gintaras)と呼ばれています.1897年に建てられたこのお城には1941年までFeliksas Tiškevičius伯爵一家が住んでいましたが,現在は琥珀博物館(Palanga Amber Museum)となっています.

 

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ネオクラシックスタイルのこの建物はパランガの象徴なのだそうです.1963年にオープンした琥珀ミュージアムは2013年から2015年にかけて,EUとリトアニア政府の資金で現代的な文化施設に再建されました.

 

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入館料は2.32ユーロ.細かい数字ですが,これは8Lt(リタス.2014年まで使われていたリトアニアの通貨)をユーロ換算したものだからです.近いうちに切り上げられるかもしれないですね.
1階は当時の家具などが展示されており,上流階級の生活を垣間見ることができます.

 

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豪華なテーブルセットや食器,絨毯がありました.
琥珀のコレクションは2階に展示されています. 

 

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う~ん,高そうなものばかりだなぁ~.ガラスのショーケースの中には所狭しと琥珀が並んでいました.
15の部屋にわたり展示されており,5000以上ともいわれる豊富な展示は他のミュージアムでは見ることができません! 数千万年前の昆虫や植物を閉じ込めた琥珀もあります.
琥珀の形成過程や貿易ルートや発掘についての解説や,木の種類に起因する色の違いなどの解説もありましたよ.琥珀が薬として使われていたことを示す展示もありました(バルチックアンバーについては「リトアニア 「琥珀ミュージアム」の思ひで…」もご参照ください).

 

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たくさんの展示の中でも,最も価値のあるものはSun Stoneです.リトアニアで見つかった最も大きな琥珀のかたまりで,重さは3.5Kgほどあります.

 

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ピカピカしていないし,透明感のある琥珀でもありません.はっきり言うと,綺麗ではないですが,とても価値のあるもののようです.《ころ》「これ,本当に琥珀かなぁ」,《わん》「飾ってあるから本物に決まっているでしょぉ」,《ころ》「見た目ではわかんないね.」

でも《ころ》はおいしそうな飴玉のような琥珀の方が好きです.リトアニアでは,この一見綺麗ではない琥珀が最も高い価格帯で売られていました.難しいですね...
博物館内にはショップもあり,琥珀を販売していましたよ.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain パランガのビーチ

 

公園の西側にはバルト海が広がっています.

 

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ビーチにもなっているので,寝そべったり泳いだりしている人がたくさんいました.
「琥珀…落ちてないかなぁ」と《ころ》.砂浜を掘ってみましたが,もちろん何も出てきません.すでに採り尽くされています.でも,パランガの砂浜はとてもサラサラしているということが分かりました.

 

琥珀博物館と並びパランガのシンボルとも言えるのが,海に突き出たL字型の桟橋です.この桟橋が作られたのは1997年のこと.波や風の影響で壊れてしまったため新しい桟橋が作られました.どこまでも続く海,波の音,美しい砂浜の景色,そして夕日を楽しもうと,たくさんの人が歩いています.470メートルもあるそうです...
日差しが暑くて...日焼けしてしまいそうでした.内陸にあるヴィリニュスとは違った感じです.

 

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《わん》と《ころ》も先端の方まで歩きましたが,疲れただけでした.頑張って歩くと,写真のような景色(海からビーチ方面の眺め)を見ることができます.
歩き疲れたので,何か冷たい飲み物を探すことにしました.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain J. Basanavičiaus(バサナヴィチャウス)通り

 

桟橋へと続いているのがバサナヴィチャウス通りです.

 

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バルト海を背にしてバサナヴィチャウス通りをずっとずっとまっすぐ進むとVytauto(ヴィタウト)通りに突き当たります.先が見えないくらい真っ直ぐです...
この通りには,カフェやレストランもあり,リトアニア料理だけではなくウクライナロシア,アルメニア料理も楽しめるようです.長い真っ直ぐな通り沿いにはレストランだけではなく,琥珀を扱う店,茹でたて(?)のとうもろこしやポテトといったファストフード,スラッシュ,スパイスを売る店,ちょっとした遊園地など...これらの店が長い長ぁ~いメインストリートに繰り返し出ています.

あ!! スラッシュだ!

 

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《ころ》はスラッシュをごくごく飲みました.頭が痛くなりました.

ヴィタウト通りとバサナヴィチャウス通りがパランガのメインストリートと言われていますが,賑やかでお店がたくさんあるのはバサナヴィチャウス通りの方で,観光客もここを歩いています.

自転車を借りている人も見かけました.自転車専用レーンもあるので,歩くときは気をつけましょう” 

 

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インフォメーションからVytauto(ヴィタウト)通りを歩き公園へ行き,琥珀ミュージアムを見て,海沿いに出て,J. Basanavičiaus(バサナヴィチャウス)通りを歩いて戻ってくる...というコースは,けっこう歩きました.バルト海は少し眺めただけで,遊んだりのんびり座ったりしませんでしたが,時間もかかります.
《わん》「3時間分の駐車券だとちょっと物足りないねぇ.もっと長めに買っておけばよかったね.暑い中,5km近く,時間を気にしてどんどん歩いて疲れたよ...」
《りん》「パランガにはDog museumがあったんだけど.行った!?」
《わん》《ころ》「…知らなかった...」

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

【今回の観光地】

Palangos Gintaro Muziejus(琥珀博物館)

17 Vytauto Str, LT-00101 Palanga
シーズンごとに開館時間が異なるので,公式ホームページで確認してください.

公式URL

http://www.pgm.lt/Gintaro_muziejus/titulinis_en.htm/

 

【Palangaへのアクセス】

ヴィリニュス市内から車で行く場合は,Klaipėdaを目指しまずはA1を進みます.首都ヴィリニュスとパランガは330kmほど離れています.Klaipėda の近くまで来たらA1からA13に入りパランガを目指します.見やすい看板が出ていました.パランガに近づくと道路沿いに「NUOMA」の看板を掲げた人がたくさんいました.「NUOMA」とは「貸出」のこと.部屋のレンタルをしているようでした.自転車を借りて町中を散策している人もいましたよ♪
なお,パランガにはリトアニアで3番目の規模を誇る国際空港があります.空港はパランガの町から10kmほど離れたところにあります.

 

(リトアニアでの運転)

速度制限は,街中:50km/h,郊外:90km/h,主要高速道路:110km/hです.ヘッドライトは常に点灯させる必要があります.高速道路は無料です.高速道路にはバス停が設けられていたり,Uターンレーンがあったり,側道を人が歩いていたりするので運転には注意しましょう.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain リトアニア

 

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バルト三国の1つでラトビア,ベラルーシ,ポーランド,ロシア(カリーニングラード)と国境を接しています.バルト海をはさんだ西側にはスウェーデンがあります. 1940年に旧ソ連邦に編入され,1990年ソ連からの独立宣言を議会で採択しました.2004年にはエストニア,ラトビアとともにEU加盟しています.リトアニアが2015年1月にユーロを導入したことで,バルト三国すべてでユーロが流通することとなりました. 公用語のリトアニア語はバルト系言語で,ラトビア語と同じグループに属します.宗教は主にカトリックで,文化面はポーランドの影響が大きいと言われています.

 

国名 Republic of Lithuania(リトアニア共和国)

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人口 291.6万人
面積 約6.5万平方キロメートル
言語 リトアニア語
通貨 ユーロ(2015年に導入)
時間 UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2015)『データブック オブ・ザ・ワールド 2015年版』二宮書店.

Danguolė Kandrotienė (2015)「Lithuania 100 places to visit」TERRA PUBLICA(978-9955-652-99-1).

川野祐司「ユーロ導入後のリトアニア経済」,国際貿易投資研究所,フラッシュ248.

 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
Palanga tourism information centre: http://palangatic.lt/en