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エストニア 「バルト三国で一番高いところ」の思ひで…

EE:エストニア 観光

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2015年9月】

 
観光の時間です.
今日はエストニアの「Võru maakond(ヴル/ヴォル地域)」でお散歩です.

 

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エストニアの最南東に位置するヴォル地域は12の市とVõru townに分けられています.

 

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ヴォル地域の南にある村,Haanjaにはエストニアで最も高い,Suur Munamägi(スールムナマギ)と言われる場所があります.実はここ,バルト三国で最も高い場所でもあります.その丘の高さは317.6m.丘の上にはタワーが建っており,ここからは50㎞くらい先まで見渡せます.

Munamägiとは卵の丘(Egg Mountain)を意味する単語です.
《りん》「Haanja村の紋章は青い背景に金色の丘,塔,3本の緑の木がデザインされているんだよ!」
《ころ》「バルト三国で最も高いムナマギの丘と展望台が描かれているんだね」
《りん》「金色なのは穀物畑と富を象徴する色だから.3本の木は,自然の豊かさを表しているんだって.」 

どれどれ.早速行ってみましょ~.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Suur-Munamaägi(スールムナマギ)

 

バルト三国で最も高い場所.今回のバルト諸国のお散歩で,結構楽しみにしていた場所です.

 

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《わん》「今日.曇りだね.」
《ころ》「うん.」

161号線,スールムナマギの近くには駐車場がありました.《わん》と《ころ》以外,誰もいないようです.

 

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車から降り,辺りを見回すと展望台への看板が出ていました.ここから少し歩くようです.

 

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先は長そうです...今日は曇り.というか,少し雨も降っています.そのせいなのか,この道にはカタツムリが大量に出ていました.踏まないように気を付けて歩いていても,時々‟カリッ”と音がしてしまいます.

階段の後,坂道を上り,やっと塔に到着です.

 

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霧の中にそびえる白い塔が展望台です.
最初の展望台は1812年の戦争中につくられたのだそうです.1870年にはHaanjaの町の人が8mの塔を建て,隣でパブを経営したそうです.現在の塔は6番目のもので1939年に建設され,1969年と2005年に再建されました.
高さ29メートルの展望台.丘と合わせて約347mの展望台からはロシアやラトビア領も見えるとのことでした.いったいどんな景色が見られるでしょうか!

入場料は大人6ユーロ.エレベーターで9階まで上り,その後ちょっとだけ階段を上り到着です.

 

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《わん》「...」
《ころ》「...」


最も高い位置に掲げられたエストニア国旗を紹介します.

 

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エストニアの国旗は青・黒・白の3色で構成されています.
エストニア観光局(http://www.estonia.or.jp/index.php)によると
青は空や海,忠誠心を表し
黒は勤勉さを表し
白は純潔さや将来への希望を表しているのだそうです.


展望台ですが,階段を利用する場合は入場料が4ユーロとなります.全部で130段くらいでしたよ.

 

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途中で展望台の昔の写真を見ることができます.エレベータで上って,階段で下るのがおススメです.

スールムナマギ周辺ですれ違う車はほとんどなく,展望台にも誰もいませんでした.チケット売りのおばちゃんには「あ‼ 誰か来た.」みたいな顔をされましたが,バルト三国で最も高い場所に来ることができて良かったです.

(Suur Munamägi)
住所:Suur Munamägi, Haanja küla, Haanja vald, Võru maakond
営業時間:
(4月1日から8月31日)月曜から日曜10:00-20:00
(9月1日から10月31日)月曜から日曜10:00-17:00
(11月1日から3月31日)土日曜12:00-15:00
カフェは夏のみ10:00-18:00で営業しているようです.
URL:http://www.suurmunamagi.ee/index.php?page=11

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain Vana-Vastseliina(ヴァスツェリーナ城跡)

 

Võru群のVastseliina村にあります.スールムナマギから2号線(E263)を車で30分くらい走るとヴァスツェリーナ城跡に到着です.古い城跡とミュージアムがあり,それぞれ見学できます.

【Museum in the Vastseliina Episcopal Castle】

 

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入館料は大人4ユーロでした.The story of the Vastseliina Castleの展示室では実際に騎士の鎖かたびらを着てみることができます.古い武器を手に取り記念撮影できます.

 

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《ころ》「お,重い...」
鎖かたびらは16㎏もあるそうです.一人で着るのも大変です.本当にこんなものを着て戦っていたのかなぁと思ってしまいます.

 

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ハーブがつるされた部屋や昔のキッチンが再現された部屋もありました.拷問のようすが開設されたパネルなど,ちょっと怖い展示もあります.他の博物館とは異なり,実際に触ることができるものもあるので(見学に時間がかかってしまいますが)楽しかったです.

 

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こんな風に中世風の衣装や靴を着ることができるスペースもありました.申し込みが必要だと思いますが,機織りや木工細工などの体験もありました.子供たちが体験学習する場所でもあるようです.


【Ruins of the Vastseliina Episcopal Castle】
Vastseliina Episcopal Castleは1342年に建てられた城です.

 

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要塞として活躍しましたが,1702年のGreat Northern Warによって破壊されました.その後,約300年間に渡って城の存在は忘れられていたのですが,エストニア独立後の1990年代になると地元住民による再建が始まりました.2007年,かつての城の塔が観光可能となり,2011年には中世博物館(medieval museum)兼ビジターセンターが開館しました.

古代リヴォニア国において重要な国境要塞の一つだったそうで,塔の壁の最も分厚い部分は4.5mもあったそうです.再建された塔に上ることができます.下が見えるので,途中は結構怖いです...

 

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塔の下はアーチ型の構造となっており,チャペルや武器庫,保存庫となっていたそうです.

礼拝堂もありました. 

 

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「プハ・リスト」(聖なる十字架)と呼ばれる奇跡を起こす遺物があったと言われています.1354年ごろにはこの場所に巡礼に訪れる人が絶えなかったのだとか.


ミュージアムの裏にある廃墟と塔は24時間いつでも見学できますが,6月1日から8月31日の夏の期間は1ユーロかかります(ミュージアムを見学する場合は,4ユーロでミュージアムと廃墟見学ができる).お散歩をしたのは9月のはじめだったので.無料でした.有料の期間は何か説明とかあるのかなぁ⁉

 

(Vana-Vastseliina)
住所:Vana-Vastseliina küla, Vastseliina vald, VÕRUMAA
営業時間:
(4月,5月,9月)水曜から日曜10:00-18:00
(6月から8月31日)毎日10:00-18:00
(10月)休館
(11月から3月)火曜から土曜11:00-15:00

URL:http://www.vastseliina.ee/linnus/index.php?option=com_content&view=article&id=29&Itemid=141&lang=en

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


(エストニアでの運転)
速度制限 住宅地:20km/h,市街地:50km/h,郊外:90km/h(夏期は110km/hとなる場所もあります)です.ヘッドライトは常に点灯させる必要があります.高速道路は無料です.高速道路や主要道路には取り締まりのカメラがたくさんあります.スピードに注意して運転してください.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain エストニア

 

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バルト三国の最も北に位置する国で,ラトビア,ロシアとは陸続きで国境を接しています.バルト海を挟んで北側にはフィンランドがあり,ヘルシンキとタリンの間ではフェリーも運行されています.言語や文化はフィンランドなどの北欧とよく似ていると言われており,バルト三国でエストニアだけが異なる言語グループに属しています.
2011年にバルト三国で最初にユーロを導入しました.EUへは2004年に加盟しています.
IT立国化が推進されているエストニアでは国政選挙もネット上で行うことができ,ITを通じた効率化が進められています.マイナンバーのIICカードも普及しており,行政や納税の時だけでなく銀行のオンラインログインなどにも利用されています.インターネット電話サービスのSkype(スカイプ)がエストニアで開発されたことも有名です.ITイノベーション産業の誘致・育成が積極的に行われており,日本との間ではIT・サイバー分野での協力が行われています.

 

国名 Republic of Estonia(エストニア共和国)

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人口 131万人
面積 約4.5万平方キロメートル
言語 エストニア語
通貨 ユーロ(2011年に導入)
時間 UTC+2(日本時間 -7時間,夏季は -6時間)

 

【参考ホームページ・参照文献】

二宮書店編集部(2016)「データブック オブ・ザ・ワールド 2016年版」二宮書店. 

外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

エストニア エストニアの古き町並みと田園,ISBN 978-9985-9969-04.

Visit Estonia:http://www.visitestonia.com/en/