【訪問日:2019年8月】
観光の時間です.
今日はベルギーの「Liège(リェージュ)」でお散歩です.
ベルギー南東部に位置する町,リェージュ.
オランダのマーストリヒトから近い町で,日帰りで隣国の観光ができちゃいます.
ベルギーの首都ブリュッセルからは電車で約1時間ですが,オランダのマーストリヒトからは電車で約30分です.
川沿いのリエージュ
大きな川の周りにひろがる街,リエージュ.
《わん》「これはムーズ川(La Meuse).マーストリヒトでクルーズ観光した川と同じだよ!!」
《ころ》「そういえば,オランダ マーストリヒトからの日帰り観光もあったね.」
川沿いにあるこの立派な建物.
政府機関か何かに見えますが,水族館です.世界中から集められた魚たち,海や湖,川の生物が展示されているそうです.
立派な建物といえばプランス・エベック宮殿(Palais des Princes-Evêques)
君主司教宮殿とも呼ばれるプランス・エベック宮殿はサン・ランベール広場(Place Saint-Lambert)に面して立っている建物.
バスや人がたくさん通る場所です.宮殿は現在,州政府庁舎・裁判所としても利用されており,内部を見ることはできません.中庭には入ることができるそうです.
宮殿から500mくらい歩くと,ワロン民族博物館があります.
レストランがあったり,工事中だったり...車も通るし,Place du Marché通りは歩くのがちょっと大変でした.左折してRue des Mineurs通りに入ると博物館が正面に見えてきます.
写真中央,トラックの後ろに写っている建物がワロン民族博物館です.
ワロン民族博物館(Musée de la Vie wallone)
閉館日:火曜から日曜の9:30-18:00.クリスマスや1月などに休みがあるので公式ホームページでご確認ください.
URL:http://www.provincedeliege.be/viewallonne
住所:Cour des Mineurs 1,B-4000 Liège
入館料は大人5ユーロ.シニアや学生は4ユーロです.クレジットカードは使えませんでした.
建物は13世紀に建てられたものですが,17世紀ごろにに改築,さらには第二次大戦後に再建されています.昔は修道院や保護施設,武器庫などとして使われていたそうです.
入り口を入ると素敵な建物と中庭を観ることができます.
19世紀以降のワロン地域の生活を紹介している博物館.
昔からのワロン地方の風習や生活などが,たくさんの展示品とともに紹介されています.リエージュを代表する人形劇のキャラクター,チャンチェ(Tchanthès)のコーナーもありました.
チャンチェ人形は約4㎏,それよりも大きな人形もあり,10㎏もあります.
舞台裏にいる人が人形の頭や手とつないだ棒を操作し,重たい人形を動かします.
2009年に人形劇を見た時,チャンチェはリェージュの子供たちに大人気で,悪者をやっつけるチャンチェを大きな声で応援していました.
2008年に大規模な改装が完了したミュージアム.展示が綺麗な博物館です.映像や音でも楽しめますし,こんな風に写真を見ることもできます.
《ころ》「昔の様子が写った写真だ!!」
展示物の近くには解説がありましたが,ほとんどがフランス語でした.
リェージュはワロンの中心都市.
川沿いにはwalloneと書かれた旗がありましたよ!
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
ベルギー
北はオランダ,南はフランスなどと国境を接している.
北部(オランダ語圏)フランデレン地域と南部(フランス語圏)ワロン地域,首都ブリュッセルで構成されている.東部にはドイツ語を話す地域もある.ブリュッセルは北部地域にあるがフランス語を使う人が多く,駅や通りはオランダ語・フランス語が表記されている.ブリュッセルにはEU主要機関やNATO本部が置かれている.
世界的に有名なチョコレートメーカーが多く王室御用達ブランドは日本でも人気.ワッフルやビールなど食文化の豊かさも多くの観光客を惹きつけている.
ベネルクス(ベルギー,オランダ,ルクセンブルクの3ヵ国)は経済的な結びつきが強く1960年にはベネルクス通商協定が結ばれ,欧州共同体の基礎となっている.
国名 | Kingdom of Belgium(ベルギー王国) | |
人口 | 1,141万人 | |
面積 | 30,528平方キロメートル | |
言語 | オランダ語,フランス語,ドイツ語 | |
通貨 | ユーロ(EUR) | |
時間 | UTC+1(日本時間 -8時間,夏季は -7時間) |
川野祐司(2019)「ヨーロッパ経済の基礎知識2020」文眞堂.
Province de Liège:https://en.liegetourisme.be/